先端IT活用推進コンソーシアム 気象庁XMLを利用するためのAPIを公開
日本国内のリアルタイム気象庁防災情報オープンデータの活用を促進
報道発表資料
先端IT活用推進コンソーシアム
先端IT活用推進コンソーシアム(会長:鶴保征城 元IPAソフトウェア・エンジニアリング・センター所長、以下「AITC」という)は、気象庁から提供されている気象警報、地震・津波情報等の気象庁XMLの幅広い活用を目的として、クラウド上で同情報を取得し利用を容易にする3種類のAPIを開発し、本日より公開します。
本公開APIより利用できるデータは、2012年12月より気象庁が試行的にインターネットを介して配信している「気象庁防災情報XMLフォーマット形式電文」※注1の内容で、公開APIを通じて、過去のデータを含め、気象庁が発表した防災情報(以下、「防災情報」という)を簡単に取得することが可能※注2となります。これによって、防災情報という公共性・利便性の高いデータに対し、「いつでも最新のデータを参照できる」、「いつでも過去のデータを検索できる」、「簡単にアプリから呼び出せる」等のことが実現されます。
これまで、気象庁からインターネットを介して配信される防災情報を活用するためには、受信側でサーバーを構築する必要がありましたが、今回提供される公開APIを使うことにより、さまざまなクラウドサービスやクライアントアプリケーションから、防災情報を取得することが可能となります。この公開APIは、使用するアプリケーションプログラムで「AITCの提供するAPIを利用している」旨を明記いただくことで無料で利用が可能※注3です。
この公開APIは、AITCのクラウド・テクノロジー活用部会において技術検証を目的に開発したものであり、気象庁から提供される様々な種類の大量なデータを保存する蓄積サーバーと用途に応じて柔軟に選択できるよう複数のAPIで構成されています。また、取得データ形式は、XML形式の他、JSON形式でも取得できるため、アプリケーションプログラムから容易に利用できます。
今回提供される公開APIの仕様は以下から入手できます。
蓄積データ参照&REST※1 API ( http://api.aitc.jp/jmardb/ )
SPARQL※2 クエリ発行 ( http://api.aitc.jp/ds/ )
WebSocket※3 による配信 ( http://api.aitc.jp/websocket/ )
- 注1:
- 気象庁がインターネットを介して配信している気象庁防災情報XMLのご利用に際しては、公開APIによる取得データ形式に関わらず、http://xml.kishou.go.jp/open_trial/index.html内に記載されている留意事項を必ずご参照ください。また、気象庁XMLの確実な入手につきましては、(一財)気象業務支援センターにお問い合わせください。
- 注2:
- 公開APIは新しい技術やデータセットの評価をおこなうため開発されたものです。
ご利用に際しては、http://api.aitc.jp/ を必ずご参照ください。 - 注3:
- 公開APIの商用利用は固くお断りします。
AITCでは、先端ITが社会の発展に寄与するよう、これからも活動を続けてまいります。
技術解説
※1 REST:HTTPを使用し、プログラムからも容易に呼び出し可能なインターフェイスです。
※2 SPARQL:クエリ言語の一種で、自由に抽出・集計などの操作が可能です。
※3 WebSocket:通信規格の1つで、HTTPと比べて軽量・サーバーからの通知が実現できます。
先端IT活用推進コンソーシアムについて
「先端IT活用推進コンソーシアム」は、企業における先端ITの活用および先端ITエキスパート技術者の育成を目指す団体です。 IT分野では、次々と目まぐるしく新しい技術が生まれ、そのいくつかは瞬く間に進化を遂げていきます。 一方で、企業情報システムにおいては、先進性だけでなく、安定性や機密性などが求められ、そのための研究・検証等を行うために、先端ITの適用に時間がかかるという課題があります。この課題を解決するために、先端IT分野について、複数の企業が共同で研究・検証・実証などを行うことにより、企業における先端ITの適用サイクルを早め、同時に先端ITに知見の深い技術者を育成し、もって先端IT活用による企業活動の価値向上に資することを目的として活動します。
また、本会の活動によって、安定性や機密性を求める社会基盤にも先端ITの活用が進むよう、活動の発展を目指してまいります。
http://www.aitc.jp/