アステリア株式会社 年頭所感
コロナ禍を乗り越え2021年はDXが加速する年に
あけましておめでとうございます。
2020年は、全世界的に新型コロナウイルスに翻弄された年となりました。世界5ヶ国に展開するアステリアグループもその影響を受けたものの、以前から取り組んでいたDX(デジタルトランスフォーメーション)や、先進技術を搭載した当社製品の活用によりスムーズに全社テレワークを開始し、また東京一極集中を緩和するために、本社オフィスの削減や熊本R&Dセンターの設立など新たな社会様式「ニューノーマル(新常態)」に向けた迅速な進化を続けてきました。
また、ユーザー企業の皆様のコロナ禍対策のために、アステリアは積極的に新常態に対応する製品・サービスの提供に尽力してきました。モバイルアプリ作成ツール「Platio」による「新しい生活様式アプリ」10種の提供、AI搭載IoTエッジウェア「Gravio」のCO2センサーによる「3密回避システム」、さらに当社のブロックチェーン技術による「バーチャル出席型株主総会」の実現など、時代の要請に応える製品・サービスを迅速に開発・提供しました。
2021年、新たな形のサステナブルな社会の実現に貢献すべくSDGsに沿った活動を強化してまいります。アステリアでは既にSDGs 17項目中11項目に沿った活動を行っていますが、ガバナンス体制のより一層の多様性を推進することや、より良い社会を実現する技術革新基盤の強化、地球上の緑や自然の豊かさを守る取り組みも強化する考えです。
新型コロナウイルスとの闘いは続きますが、企業におけるDXは逆に加速します。国内ではデジタル庁をはじめとする政府・自治体の取り組みが始まり、全世界的にはC.A.R.(Cloud, Automation, Remote)と呼ばれる領域において、従来は5〜10年はかかると考えられていた普及が2〜3年に短縮されて社会に広がっていくでしょう。この加速によって当社の戦略である「4D」 – Data (AI/ML), Device (IoT), Decentralized (Blockchain), Design – の領域の進化も続きます。2021年、東証一部の一角を担う企業として社会貢献を続けつつ、「投資無くして成長無し」のポリシーのもと、将来の大きな成長に向け挑戦を続けます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2021年1月1日 アステリア株式会社 代表取締役社長/CEO |