農業の水分野で注目の カクイチ がアステリアのノーコード2製品を導入
ナノバブル水事業の工程管理を統合するアプリと受発注システムが連携

3日で作成した7種の自社アプリを150名が活用し、現場のDX をノーコードで実現!

報道発表資料

2021年3月10日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、モバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」および、企業データ連携ツール「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」が、製造販売や環境・健康事業、MaaS事業などを幅広く事業展開する株式会社カクイチ(本社:長野県長野市、代表取締役社長:田中離有、以下 カクイチ)のナノバブル水を扱うアクアソリューション事業に採用されたことを発表します。
 カクイチは、農業を革新するナノバブル水の発生装置の製品の工程管理にPlatioを導入。3日で作成した7種の自社アプリを150名の現場の担当者が活用し、現場のDX※1をノーコード※2で実現しました。さらに、アプリで収集された各現場での製品の工程状況データはASTERIA Warpを介して受発注システムや基幹システムに集約され、自動でBox(社内データサーバー)に保存され、Slack(社内SNS)で共有されます。この一貫したデータの入力からシステム内への連携により各現場の工程管理を見える化し、現場のDXを実現しました。

<カクイチがアステリアの「Platio」、「ASTERIA Warp」を採用したポイント>

  • 製品の生産・配送・設置などの工程管理を統合するアプリと受発注システムが連携しデータの一元化が可能
  • ノーコードかつ3日でアプリの内製が可能で、現場のニーズも随時反映できる
  • ASTERIA Warpのアダプターの活用によりBoxやSlackとノーコードで自動連係

カクイチが「Platio」「ASTERIA Warp 」を導入した背景

 カクイチでは、ナノバブル発生装置を扱う新規事業(アクアソリューション事業)を立ち上げるにあたり、既存事業の業務効率を見直していました。従来の製品管理では、装置の工程管理を紙や伝票による報告で実施していたため、報告書制作や、データ化にかかる手間や転記ミスを避けることが難しいという課題を抱えていました。
 そこで、この課題を解決する新たなシステムの構築にあたり、モバイルアプリ作成ツール「Platio」とデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を導入しました。
 装置の生産・配送・設置までの工程を各現場の用途やニーズに合わせ、自社独自のアプリ7種を3日で作成。ノーコードでのアプリ作成により、素早く現場の声を反映し、内容を修正、変更することが可能なため、短期間での運用開始を実現しました。

写真:Platioで報告された製品の工程情報を閲覧している様子
Platioで報告された製品の工程情報を閲覧している様子

 Platioのアプリで入力された各現場での製品の工程状況データはASTERIA Warpを介してカクイチの基幹システムや受発注システムに集約。自動でBox(社内データサーバー)に保存され、Slack(社内SNS)で共有されます。この連携により、現場の情報を自動で共有できる環境をノーコードで構築することができました。さらに、従来の製品管理に使用していた紙の伝票の使用量が1/5に削減され、ペーパーレスも実現しました。
 現在では、アクアソリューション事業に携わる150人の現場担当者がPlatioで作成したカクイチの自社アプリを活用し、デジタル化による現場作業の工数削減やペーパーレス化、各工程のデータの見える化による生産管理現場のDXを推進しています。

図:Platioアプリ・基幹システム連携イメージ
Platioアプリ・基幹システム連携イメージ
写真:設置報告アプリイメージ図
設置報告アプリイメージ図

ユーザーのコメント

 全社で一気にDXを推進するのはなかなか難しいため、新規事業で試験的にDXに取り組みました。今回Platioを導入したことで各工程の現場業務のデジタル化やプロセスが改善され、現場のDXが進みました。アプリの内容は利用者からの意見や要望があればすぐに改善できるため、使いやすいと好評です。
 当社は様々な事業を展開しているため、各現場に合わせてアプリの作成やカスタマイズができる点がPlatioの大きな魅力です。今後は他部門への展開とともに、Platioが全社的なDX推進の一手を担ってくれることを期待しています。


株式会社カクイチ 
経営統轄本部 情報システム部 部長 松山陽一氏(右)
経営統轄本部 情報システム部 篠原直樹 氏(左)

「Platio」「ASTERIA Warp」の今後の展開

 Platioはノーコード、かつ短期間で業務用モバイルアプリの作成が可能なことから、幅広い業種の企業・団体に利用されています。
 また、ASTERIA Warpは順調な拡大を継続し、現在の導入社数は9,000社を突破するとともに、企業データ連携市場(EAI/ESB)では14年連続シェアNo.1※3を継続。業界のリーディングカンパニーとしての地位を更に強固なものにしています。
 今後もASTERIA Warpの多様なデータソースとの連携機能や自社製品と連携した活用方法を様々な業界に拡販するとともに社会の要請に応じた機能強化を継続することで、様々な地域・業界におけるオフィス業務の効率化・自動化を実現します。また、データの連携の活用により、業務プロセスの省力化や残業時間の削減、リモートワーク環境下での新しい生活様式における適用の拡大も推進してまいります。

※1:DX(Digital Transformation)
情報技術の浸透や広がりによって人々のビジネスや生活をより良い方向に変化させること。データ収集や活用によってビジネスや経済行動を見える化することや、そうした技術の活用によって経済活動の効率を高めることなど。
※2:プログラミング言語を使ったソースコードを書かずにソフトウェアを開発する方法。
※3:テクノ・システム・リサーチ社「2020 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」 EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携を司る製品カテゴリーを指す。


「株式会社カクイチ」について( Webサイト www.kaku-ichi.co.jp/ )

 創業135年の歴史をもち、小売、問屋、メーカー、サービス業まで幅広く事業を展開。常に創造と変革を繰り返し、エネルギーや農業分野で新しい技術、サービスを提供しています。

「Platio」について( Webサイト plat.io )

 Platioは、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

「ASTERIA Warp」について( Webサイト www.asteria.com/jp/warp/ )

 EAI/ESB製品の国内市場において14年連続シェアNo.1製品である「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノーコードで連携できるミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。ASTERIA Warp Coreは、ASTERIA Warpの厳選された機能を初期費用0円、月額30,000円からのサブスクリプション形式で「手軽」にご利用いただけます。様々なシステムやサービスと迅速に連携することで業務自動化やデータ活用を実現します。

「アステリア株式会社」について( Webサイト www.asteria.com/ )

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,011社(2020年12月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,598件(2020年12月末現在)の企業や公共機関で採用されています。


<事例掲載URL:Platio>
plat.io/ja/case/kakuichi

<事例掲載URL:ASTERIA Warp>
www.asteria.com/jp/warp/case/w_kakuichi/

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社 広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL: 03-5718-1297 / E-mail: press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社 ネットサービス本部
TEL: 03-5718-1660 / E-mail: platio-sales@asteria.com
アステリア株式会社 エンタープライズ本部
TEL: 03-5718-1250 / E-mail: pm@asteria.com

資料(PDF)はこちら

以上
日時:2021年03月10日 15:00

アステリア、Asteria、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。