複合カフェ「自遊空間」を運営する (株)ランシステム がPlatioを導入
「巡回報告アプリ」を1日で作成、全国の店舗を巡回する現場管理者13名が運用

アプリ化で業務報告工数 約8割減 & 年間600時間/人の削減へ!

報道発表資料

2021年4月28日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、モバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、複合カフェである「スペースクリエイト自遊空間」の運営事業を展開する株式会社ランシステム(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:日高大輔、以下 ランシステム)に採用されたことを発表します。
 ランシステムは「自遊空間」の運営管理に関する業務改善用途としてPlatioを導入。ノーコード※1で「巡回報告アプリ」を1日で作成し、全国の店舗を巡回・視察するゾーンマネージャー(現場管理者)13名が運用を開始しました。このアプリの導入により、1日3時間かかっていた業務報告作業工数を約8割減となる30分に削減。1人当たり年間600時間の工数を削減し、現場の働き方改革にも繋がる“現場のDX※2”を実現しました。

<ランシステムが「Platio」を採用したポイント>

  • 専門知識がなくてもノーコードで、カスタマイズ自在な自社アプリの作成が短期間で可能
  • 報告のアプリ化で本部とのリアルタイムな情報共有を実現(会議&メール送信回数を削減)
  • 汎用性が高いため多様な社内業務のアプリ化にも適応(HACCAP対応アプリ等を検討中)

ランシステムが「Platio」を導入した背景と今後の展望

 複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」では、ゾーンマネージャーが毎日店舗を巡回し、現場の稼働・運営状況を確認するとともに、売上金管理などの内部統制に関わる運用チェックを行っています。しかし、報告ツールが項目ごとに異なるため、毎週開催される本社でのミーティングに向けて、報告内容を紙やExcelデータに入力する作業に毎日3時間もの工数を費やしてしまう課題を抱えていました。
 そこでランシステムでは、巡回確認結果のデータ入力工数の削減を目的にPlatioを導入。各店舗の稼働・運営状況確認と内部統制に関わる報告を行うことができる「巡回報告アプリ」を1日で作成し運用を開始した結果、業務報告作業は従来の約8割減となる30分に短縮され、1人当たり年間600時間の工数削減に成功しました。
 また、Platioの導入により、本社でのミーティングで共有されていた情報がリモートでも確認できるようになり各種業務のリモート化が進展。会議のために本社に招集される機会が削減され、テレワークの運用を拡大することにも繋がりました。全国の各店舗の課題が常時リアルタイムでスピーディーに共有されることで、経営における課題解決スピードが向上するなどPlatioの導入による“現場のDX”から様々なメリットが享受されています。
 今後は、2021年6月1日より義務化されるHACCPへの対応として、食品衛生管理をより一層強化するツールとしてPlatioの活用も検討しています。社内の様々な役職の業務に対応する専用アプリの作成・導入を通じ、さらなる“現場のDX”を推進する計画です。

写真:巡回中にスマホから報告する様子
巡回中にスマホから報告しデータ化工数がゼロに
図:Platioアプリ導入前後の作業フローイメージ
Platioアプリ導入前後の作業フローイメージ
写真:入力漏れ防止のアラートが画面に表示される様子
アラートによる入力漏れ防止で
報告品質も均一化

ユーザーのコメント

 巡回時、店舗の限られたスペースで紙やパソコンを並べていた作業が、スマホ1つで手軽に報告できるようになりました。自社の現場の運用に合ったアプリなので使いやすく運用もスムーズでした。リモートで報告が完結するので、報告のために本社に出向く必要もなくなり、現場の働き方改革にも繋がっています。
 今回の取り組みはデジタル化やプロセス改善を目的とした「現場のDX」の社内事例として、出荷管理や衛生管理など他業務においてもノウハウを展開してまいります。

株式会社ランシステム 
システム外販部 部長 黒澤一秀 氏(左)
システム外販部 課長 荻野正之介 氏(右)

写真:自遊空間ロゴとの社員2名の写真

「Platio」の今後の展開

 Platioはノーコード、かつ短期間で業務用モバイルアプリの作成が可能で、通信環境がない場所でも利用可能なことが特長で、さまざまな業種の企業・団体に利用されています。2020年6月にはスマートフォンの半数以上の市場シェアを占めるAndroid版のリリースによりPlatioの利用環境が2倍以上に拡大され、現場業務のアプリ化による業務プロセスの省力化や効率化を支援できるようになりました。今後、Platioパートナーは2021年度末までに50社に拡大し、Platioの導入件数は2022年度末500件を目指す計画です。

※1: プログラミング言語を使ったソースコードを書かずにソフトウェアを開発する方法

※2: 情報技術の浸透や広がりによって人々のビジネスや生活をより良い方向に変化させること。データ収集や活用によってビジネスや経済行動を見える化することや、そうした技術の活用によって経済活動の効率を高めることなど。


「株式会社ランシステム」について( Webサイト www.runsystem.co.jp/ )

 複合カフェである「スペースクリエイト自遊空間」の事業を展開、直営店・FC店舗合わせて全国に132店舗を有し、すべてのお客様に楽しい時間と快適な空間を提供している。

「Platio」について( Webサイト plat.io )

 Platioは、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

「アステリア株式会社」について( Webサイト www.asteria.com/ )

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,011社(2020年12月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,598件(2020年12月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

<事例掲載URL>

plat.io/ja/case/runsystem

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社
広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297
E-mail:press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社
マーケティング本部
TEL:03-5718-1250
E-mail:platio-pm@asteria.com

資料(PDF)はこちら

以上
日時:2021年04月28日 15:00

アステリア、Asteria、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。