北海道で温泉旅館を展開する 鶴雅(つるが)リゾート がPlatioを導入

温泉の湯温管理や布団敷きのタイミングを通知する6つの業務アプリを3日で開発
宿泊客の満足度を高める “おもてなしテック” が施設管理や宿泊現場のDXを推進

報道発表資料

2021年6 月30日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、北海道で温泉旅館やビュッフェレストラン事業を展開する鶴雅リゾート株式会社(本社:北海道釧路市、代表取締役社長:大西雅之、以下 鶴雅リゾート)に導入されたことを発表します。
 鶴雅リゾートは、阿寒湖周辺で有数の宿泊施設である「あかん遊久の里 鶴雅」や「あかん湖 鶴雅ウイングス」を含む5施設でPlatioを導入。同社は、温泉の湯温管理や布団敷きのタイミングを通知する6つの業務アプリを各々3日で開発し、宿泊客の満足度を高める“おもてなしテック”で施設管理や宿泊現場のDXを推進しています。

<鶴雅リゾートがアステリアの「Platio」を採用したポイント>

  • ノーコードで簡単に作成・開発ができ、短期かつ低コストで現場業務のアプリ化を実現
  • 報告内容が蓄積され、項目ごとに整理された情報をリアルタイムに共有できる
  • 清掃点検や浴槽温度管理など、報告業務別に自在にアプリをカスタマイズできる

鶴雅リゾートが「Platio」を導入した背景、効果と今後

 より良いサービス提供のためのITツール活用などを積極推進する鶴雅リゾートでは、その一環として報告業務にチャットツールを導入。紙や口頭で伝えていた報告をデジタル化することで、リアルタイムに共有できる仕組みを構築していました。
 しかしながら、チャットツールを使った報告事項の共有では、報告内容がタイムラインで流れてしまうため確認に時間がかかる、報告内容のログデータの整理が困難であるといった課題を抱えていました。

 そこで、鶴雅リゾートでは報告内容ごとのデータの集約や蓄積、コロナ禍の非対面化の流れの中で、安心安全でより良いサービスを提供することを目的にPlatioの導入を決定。宿泊客が利用する温泉の温度を管理する「浴槽温度管理アプリ」や、客室の布団を敷くタイミングを知らせる「布団敷き連絡アプリ」、さらに各種設備の不具合やその改善を管理する「修繕依頼アプリ」、など自社独自の6つの業務アプリを各々3日で開発・作成し、現場での導入を開始しました。
 Platioで作成したアプリの導入後は、温泉の温度状況をアプリで報告・共有することで浴場の温泉の温度管理を効率化。また、宿泊客がレストランにチェックインしたタイミングをアプリで通知し、客室の布団の準備を始めるなど、宿泊客が気を遣わず接触を回避した快適で過ごしやすいサービス環境を実現しました。
 施設の修繕箇所の発見時には「修繕依頼アプリ」を通じて写真付きで報告。修繕対応状況をアプリ上で確認することで、リアルタイムな状況を共有し、トラブルの発生を防いでいます。これらの修繕に関する報告事項はすべてデータベースに蓄積され、データを分析・活用することで将来的な施設修繕計画を立案するなど、データ活用の推進に貢献しています。
 今後、鶴雅リゾートではレストランビジネスなどでの活用や、同じような課題を抱える同業者にもノウハウを紹介することで、業界全体のDX推進を加速したいと考えています。

写真:「修繕依頼アプリ」で客室の修繕を依頼
「修繕依頼アプリ」で客室の修繕を依頼

アプリ導入後の業務フローイメージと画面イメージ

図:アプリ導入後の業務フローイメージ
写真:アプリ導入後の画面イメージ

【右】浴槽温度管理アプリの画面イメージ。検温記録は一覧で確認でき、異常値が報告されるとプッシュ通知が送られる。

ユーザーのコメント

Platioの導入は、タブレットで簡単に報告ができ現場スタッフの業務改善につながるだけでなく、施設状況を正確に把握できるため経営者にとっても大きなメリットがあります。いままでできなかった報告データの可視化・分析ができるようになったことで、分析結果をもとにサービスを改善していけるため、DX実現に向けた大きな一歩になったと感じています。今後、グループ施設への展開はもちろん、同じような課題を抱えている旅館やホテルにも広めて、業界全体のDX推進を加速させていきたいです。


鶴雅ホールディングス株式会社 常務執行役員 手塚悦朗 氏
鶴雅リゾート株式会社 システム部長 小野孝一 氏

『Platio』の今後の展開

 Platioはノーコードかつ超短期間で業務用モバイルアプリの作成が可能なことから、幅広い業種の企業・団体に利用されています。2020年6月にはスマートフォンの半数以上の市場シェアを占めるAndroid版のリリースによりPlatioの利用環境が2倍以上に拡大され、2020年度においてPlatioを提供するパートナー企業数は4倍の28社に拡大。現場業務のアプリ化による業務プロセスの省力化や効率化を幅広く支援できるようになりました。今後、Platioの導入件数は2022年度末500件を目指す計画です。

<事例掲載URL:Platio> 

plat.io/ja/case/tsuruga


『鶴雅リゾート株式会社』について( Webサイト www.tsurugagroup.com/ )

 北海道の“郷土力”をテーマに、旅館やホテル、ビュッフェレストランなど北海道の魅力あふれる施設・サービスを展開。北海道観光のブランド力向上と地域活性化に貢献し、100年ブランドの創造と実践にチャレンジしています。

『Platio』について( Webサイト plat.io )

 Platioは、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

『アステリア株式会社』について( Webサイト www.asteria.com/ )

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,208社(2021年3月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,607件(2021年3月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社
広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297
E-mail:press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社
マーケティング本部
TEL:03-5718-1250
E-mail:platio-pm@asteria.com

資料(PDF)はこちら

以上
日時:2021年06月30日 11:30

アステリア、Asteria、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。