株式会社加賀屋が「あえの風」(和倉温泉)でPlatioを導入
客室清掃(全128室)のチェックポイント完了確認と実施報告をアプリ化
遺失物情報は館内スタッフのスマホでリアルタイム共有!持ち主への引き渡しを迅速に

〜 ペーパーレス化による業務効率化。観光DXの推進でおもてなし時間もより一層の拡大へ 〜

報道発表資料

2021年10月27日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、石川県和倉温泉で3館のホテル・旅館を運営する株式会社加賀屋(本社:石川県七尾市、代表取締役社長:小田與之彦、以下 加賀屋)に導入されたことを発表します。
 加賀屋では和倉温泉の旅館「あえの風」でPlatioを導入。全128室の客室清掃における12項目のチェックポイントの完了確認から実施報告までを完結する「清掃点検アプリ」と、遺失物情報を館内スタッフが発見時に即時にスマートフォンから写真に撮って記録・共有する「忘れ物記録アプリ」を3日で作成。観光DXの推進で業務効率化を実現し、おもてなし時間の一層の拡大を実現しました。

加賀屋があえの風で「Platio」を導入した背景、効果と今後

 「人間味あふれるおもてなしの時間」の創出に積極的に取り組む加賀屋では、お客様に見えない業務の効率化を進めています。しかしながら、客室の清掃点検や結果報告、宿泊客の忘れ物管理をそれぞれ紙の報告書で共有していたため、記入や管理などの事務作業時間が発生。また、客室清掃での点検においても紙のマニュアルで清掃内容を参照する手間や、忘れ物管理では客室清掃の際にスタッフが発見した忘れ物を清掃業務終了後にフロントに届け、宿泊客に報告・返却するまでに時間がかかることが課題となっていました。
 そこで、加賀屋はあえの風で、月2万円という低コストかつノーコードで現場業務の効率化アプリを簡単に作成できる「Platio」の導入を決定。「清掃点検アプリ」と「忘れ物記録アプリ」の2つの専用アプリを現場従業員が3日で作成し、現場作業での運用を開始しました。

① 清掃点検アプリ

紙の清掃マニュアルを参照しながら清掃点検用紙に報告を記入していた内容をアプリ化。各客室の清掃基準をアプリ内のチェック項目から確認・点検をすることで清掃点検レベルの均一化を実現。
宿泊客からの客室清掃に関する意見もアプリの入力履歴から点検内容を素早く確認し、清掃の改善につなげる。

写真:各部屋ごとの清掃内容をアプリで確認
各部屋ごとの清掃内容をアプリで確認

② 忘れ物記録アプリ

遺失物の拾得から確認をPlatioのアプリで完結。清掃時に拾得された遺失物は、拾得時の写真と共にアプリに記録。遺失物の問い合わせがあった際には、スタッフのスマートフォンから遺失物の特徴や取得場所、日時を即座に確認し、宿泊客へのスムーズな引き渡しを実現。

写真:遺失物の情報はリアルタイムに共有
遺失物の情報はリアルタイムに共有

 これらのアプリの導入により、紙で管理していた全128客室の「清掃点検報告書」と「清掃マニュアル」をペーパーレス化。遺失物情報も拾得時にリアルタイムにフロントに共有されるため、従来発生していた遺失物の情報共有時間のロスを1日最大5時間削減。アナログな紙での事務作業を削減し、宿泊客へのおもてなし時間の創出を実現しました。
 今後は加賀屋グループ全体にPlatioを導入し、現場のDX推進を通じてさらなる顧客サービスの充実を図ることで、ニューノーマルの世界における新たなサービスの形としてホテル旅館業界に貢献していく方針です。

アプリ導入後の業務フロー

図:アプリ導入後の業務フロー
写真:忘れ物アプリ画面イメージ
忘れ物アプリ画面イメージ

ユーザーのコメント

 今回は、現場でアプリが使えるかが一番のポイントでした。Platioは、現場でアプリを作れてすぐに使えることに加え、開発費もかからず非常に導入しやすかったです。アナログな事務作業を効率化したことでおもてなし時間の創出につながり、ホテル内でのDXの取り組みの一歩として進めることができました。また、客室以外でも施設点検や棚卸業務に使えるように若手従業員が率先してアプリを作成しています。
 今後は、あえの風でのDXの取り組みを進めるとともに、加賀屋グループのホテル旅館でも展開していきたいです。

株式会社加賀屋 あえの風 支配人 久村大介 氏

「Platio」の今後の展開

 Platioは、各企業独自の業務アプリをノーコードで作成し僅か3日間で運用開始することができることが高く評価され、幅広い業種の企業・団体で採用されています。現場業務のデジタル化とプロセス改善により、現場のDX推進にも大きく貢献しています。2020年度は対前年比約3倍の増収を記録しましたが、今期もそのトレンドは継続中で、現場業務のアプリ化による業務プロセスの効率化を支援しています。Platioは、2022年度末までに500件の採用を目指しています。

※:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。

<事例掲載 URL:Platio>
plat.io/ja/case/kagaya_aenokaze


『株式会社加賀屋』について( Webサイト www.kagaya.co.jp/company/ )

 明治39年創業、石川県和倉温泉で3館のホテル・旅館を運営する。お客様の心をいやす非日常空間と客室係による「おもてなし」は、今も変わらず多くのお客様から愛され続けている。

『Platio』について( Webサイト plat.io )

 Platioは、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

『アステリア株式会社』について( Webサイト www.asteria.com/ )

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,398社(2021年6月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,618件(2021年6月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社
広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297
E-mail:press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社
マーケティング本部
TEL:03-5718-1250
E-mail:platio-pm@asteria.com

資料(PDF)はこちら

以上
日時:2021年10月27日 15:00

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。