AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」九州での販売を強化
電気工事業「デンセツ工業(鹿児島県)」 と販売パートナー契約を締結
九州地方の医療・福祉施設でAIカメラによる入退管理やIoTデバイスの統合管理を推進
報道発表資料
2021年11月22日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、鹿児島、福岡、熊本、沖縄に拠点を持ち九州地方で電気工事業を手掛ける株式会社デンセツ工業(本社:鹿児島県鹿児島市、代表:佐藤春吉、以下 デンセツ工業)と、当社が開発・販売するAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」の九州初となる販売代理店契約を締結したことを発表します。
代理店契約締結の背景と目的
各種施設の防犯カメラや電気設備の設置・保守をワンストップで提供しているデンセツ工業は、先端技術を取り入れた施設管理設計を検討するなかで、AIカメラやIoTデバイスをノーコード※1で統合管理できるGravioに着目。デンセツ工業は、防犯カメラをはじめとする電気設備工事にAI・IoTソリューションを組み込んだソリューションパッケージを提案していくために、アステリアとGravioの販売代理店契約を締結しました。
デンセツ工業では今後、患者や入所者を含め様々な関係者が出入りする医療・福祉施設等で、電気設備や防犯カメラの設置や運用に関するノウハウとGravioを組み合わせた「行動検知ソリューション」の提供を予定しています。また、正式な提供開始に先立って2021年内に九州地方の医療機関で、AIカメラを使った「行動検知ソリューション」の実証実験を開始し、医療現場におけるAI・IoTの導入ニーズと課題の捕捉、プライバシーの確保や導入効果の検証をする予定です。
AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」の特長
新型コロナウイルス感染症の予防対策やニューノーマル対応など、様々なシーンでDXによる自動化、遠隔化、省力化が求められています。
しかしながらAIやIoTソリューションの導入にはセンサーやカメラなどの機器選定、ネットワークやソフトウェアの設計など、広範囲にわたる知識やノウハウが必要とされるため、専門的な知識を持った人材の不足が、導入の障壁になることが少なくありません。
アステリアが提供するGravioはノーコードでプログラミングすることなく簡単にデータ収集や画像解析の仕組みを実装することができます。また、エッジコンピューティング※2技術を用いることで、収集した大容量のデータをクラウドに転送せずに処理することが可能です。このためデータのセキュリティリスクだけでなくネットワークの負荷も低減します。さらに、Gravio搭載のAIで、カメラからの動画データに基づいたリアルタイムな人物判定を実現。様々な人が出入りする施設などでカメラとセンサーを組み合わせた自動認識システムの開発が可能です。
日本の医療・介護業界は人口構造の変化により患者は増え続け、加えて利用者のニーズは多様化しています。それに伴い、現場の働き手の負担は益々大きくなり、医療機関・介護企業の経営におけるデジタル変革は急速なスピードで対応を求められています。
デンセツ工業はこれまでの電気工事事業で培ったノウハウにGravioの画像処理AI技術を取り入れた新たなサービス開発に着手しました。
今回の実証実験を起点として、医療・介護業界のニーズにマッチした高付加価値のソリューションを順次発表してまいります。
デンセツ工業 代表取締役 佐藤春吉
※1:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても開発が可能。
※2:小さなエッジサーバーを複数配置し、データ処理の速度や能力を高める技術。
「デンセツ工業」について( Webサイト www.densetsu-s.co.jp/ )
株式会社デンセツ工業は、本社を鹿児島に置き、創立53年(設立41年)の電気工事一筋でインフラ整備の一助を担ってきました。公共工事から、病院・工場・物流・マンションなどの民間工事まで、多種多様なニーズに応えています。また、2014年から福岡、熊本、沖縄営業所を順次新設し、「エレクル」というブランドにて、電気工事だけでなく水道工事もサービスに加え、コンビニエンスストアを主力としたメンテナンス業務にも注力しています。
AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」について( Webサイト www.gravio.com/jp)
Gravioは、データ連携ツール国内シェアNo.1の「ASTERIA Warp」で培った技術をベースにIoT向けに進化させ、AI機能を搭載したエッジコンピューティング型のIoT統合ソフトウェアです。ノーコードと直感的な画面設計により、使い勝手の良さを重視。更にはAIを活用した認識技術の内蔵とマルチプラットフォーム対応が、インテリジェントエッジとしての活用シーンを飛躍的に拡大。各種認証済みセンサーの無償貸出プログラムもご用意し、導入の際の複雑さを解消。様々なデータの収集、加工、連携もインテリジェントに。簡単かつ迅速なIoTの利活用を実現します。
「アステリア株式会社」について( Webサイト www.asteria.com/ )
アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,523社(2021年9月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,633件(2021年9月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社
広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297
E-mail:press@asteria.com
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社
グローバルGravio事業部:垂見智真
TEL:03-5718-1240
E-mail:pm@asteria.com
以上
日時:2021年11月22日 11:30
アステリア、ASTERIA、Handbook、Gravioは、アステリア株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。