ペットフードロス削減 に取り組む 株式会社こころ(栃木県鹿沼市)が Platio を導入
入荷~出荷作業までを 一元管理 できる「倉庫作業管理アプリ」をノーコードで開発

商品出荷までの期間が5日→2日に短縮し、賞味期限切れによる 食品ロス削減を実現

報道発表資料

2021年12月9日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、ペットフード・ペット用品の二次流通ECサイトを運営する株式会社こころ(本社:栃木県鹿沼市、代表取締役社長:菅沼 圭、以下 こころ)に導入されたことを発表します。

こころが「Platio」を導入した背景、効果と今後

 ペットフードロス削減に取り組む寄付型ショッピングサイト「社会貢献ペット用品店cocoro」を運営するこころは、賞味期限間近などの理由で店頭での取り扱いが困難なペットフードを、サイトを通じて二次流通品として安く提供しています。
 このため、商品ごとのJANコード(バーコード)と賞味期限の把握・管理が必要でしたが、この2つの項目に対応できるシステムが無かったため、紙とエクセルに記録。また、システム化されていない管理形態であることから、商品出荷までの工程で注文点数分のピックアップリストやチェック用紙などトータル200枚の印刷業務に毎朝30分を費やしていました。さらに、各工程の作業が終わる度にパソコンのある場所まで移動し、賞味期限などの商品情報やチェック用紙に記入した保管場所などに関する情報をエクセルへ入力する業務が発生。パソコンは一台しかないため、入力するスタッフの順番待ちが発生することもあるなど、手作業が多いことによる非効率な業務フローが課題になっていました。
 そこで、こころは、初期費用無し・月額2万円という低コストかつノーコードで現場の業務にあわせたモバイルアプリを簡単に作成できる「Platio」の導入を決定。入荷から出荷までの5つの工程を一括で管理する「倉庫作業管理アプリ」を社員が3日で作成し、現場での運用を開始しました。
 「倉庫作業管理アプリ」の導入により、倉庫のどこにいても手元のスマートフォンから入力作業が進められるようになったことから、入荷から出荷までのリードタイムを5日から最短2日に短縮することができました。紙の出力や管理の工数、パソコンでの入力時間を無くし、煩雑な二次流通品の管理業務の効率化を実現しています。
 今後は倉庫管理作業以外の業務にもPlatioを活用し、勤怠管理や日報、ヒヤリハット報告アプリなどを作って業務の効率化を目指す方針です。

<「倉庫作業管理アプリ」の概要>

入荷検品・入庫・ピッキング・梱包・棚卸などの各工程作業に必要なデータをアプリに集約し一元管理。
スマホカメラでJANコード(商品管理番号)の読取可能でバーコードリーダが不要に。
倉庫に掲示されたQRコードをスマホカメラで読み取るだけで入庫時の棚番を自動入力。

写真:入荷~出荷までの作業管理をアプリひとつで実現、スマホカメラで撮影した情報は自動的にアプリに入力
入荷~出荷までの作業管理をアプリひとつで実現
スマホカメラで撮影した情報は自動的にアプリに入力

アプリ導入後の業務フロー

図:アプリ導入後の業務フロー

ユーザーのコメント

 Platioの導入によりアナログで複雑だった物流の管理体制がアプリ一つで解決。作業工数の削減とデータ活用の体制を社内に浸透させる一歩となりました。現場からは、作業情報がすべてアプリで管理されるため、スマホで情報を見ながらスムーズにコミュニケーションできるようになったという声も出ています。また、各従業員の作業スピードがデータ化され、人員配置と受注量の調整ができるようになったのも、思わぬ副産物でした。
 お客さまからの商品情報の問い合わせ時にも、倉庫で撮影した写真を管理画面から確認し、速やかに回答できるようになったのもうれしいポイントです。

株式会社こころ 代表取締役 菅沼 圭 氏(右)
システムソリューション事業部 鵜飼 剛 氏(左)

「Platio」の今後の展開

 Platioは、各企業独自の業務アプリをノーコードで作成し僅か3日間で運用開始することができることが高く評価され、幅広い業種の企業・団体で採用されています。現場業務のデジタル化とプロセス改善により、現場のDX推進にも大きく貢献しています。2020年度は対前年比約3倍の増収を記録しましたが、今期もそのトレンドは継続中で、現場業務のアプリ化による業務プロセスの効率化を支援しています。Platioは、2022年度末までに500件の採用を目指しています。

※ ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。

<事例掲載 URL:Platio>
plat.io/ja/case/cocoro


『株式会社こころ』について( Webサイト www.cocoropj.com/ )

 良品質な賞味期限間近のペットフード(二次流通商品)を低コストに提供。スピード重視の次世代型二次流通販売を手がけている。 11月1日現在で約488トンのペットフードロス削減に貢献している。

『Platio』について( Webサイト plat.io )

 Platioは、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

『アステリア株式会社』について( Webサイト www.asteria.com/ )

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,523社(2021年9月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,633件(2021年9月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社
広報・IR部:齋藤ひとみ・小泉万純
TEL:03-5718-1297
E-mail:press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社
マーケティング本部
TEL:03-5718-1250
E-mail:platio-pm@asteria.com

資料(PDF)はこちら

以上
日時:2021年12月09日 11:30

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。