「SAP ERP」のサポート終了にともなう「SAP2027年問題」を解決!
ASTERIA Warpが新バージョンへのデータ移行を 月額2万円 & ノーコード で実現

移行コスト・工数を最小化 する「SAP S/4 HANA Cloud」アダプター提供開始

報道発表資料

2021年12月14日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、フリーダム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:古谷治郎、以下 フリーダム)が15年連続データ連携基盤市場シェアNo.1※1の「ASTERIA Warp(アステリアワープ)」シリーズと、ERP※2システム「SAP S/4 HANA Cloud」との接続を実現するアダプターを開発し、本日より提供開始することを発表します。

<SAP S/4 HANA Cloudとの連携イメージ>

図:SAP S/4 HANA Cloudとの連携イメージ

SAP S/4 HANA Cloudアダプター開発の背景と機能

 経済産業省の「DXレポート」※3によると、約8割の企業で既存システムに過剰なカスタマイズや機能追加がされ、複雑化・老朽化によるブラックボックス状態(レガシーシステム)の解消が課題となっています。導入企業独自の特殊仕様であることからシステムのバージョンアップには多くの費用や工数が発生する結果となっています。
 ERPシステムについても同様で、世界的な市場シェアを誇る「SAP ERP」は提供から約20年にわたり企業内の様々な基幹業務システムを統合する目的で多くの企業に導入されていますが、現行バージョンのサポートは2027年で終了することが決まっています。SAP ERPを使い続けている企業では新バージョン「SAP S/4 HANA Cloud」へのデータ移行が急務となる一方、従来のBAPI形式※4での連携方式からOpen Data Protocol※5に準拠した通信形式への変更が必須となるなど、データ連携やシステム移行には多くの費用や工数がかかることが「SAP 2027年問題」として顕在化し、多くの企業にとっての課題になっていました。
 そこで、ASTERIA Warpテクニカルパートナーであるフリーダムは、データ移行をスムーズにし「SAP 2027年問題」を解決するため、ASTERIA Warp用の「SAP S/4 HANA Cloudアダプター」を開発。このアダプターにより多様なデータ形式に対応できるASTERIA Warpと連携することで、SAP ERP旧バージョンからSAP S/4 HANA Cloudへのスムーズな移行を実現します。
 一連のデータ移行プロセスにおいてASTERIA Warpがデータ連携基盤を担うことで、ノーコードでのデータ移行を実現し、移行工数を削減。また、月額2万円からのサブスクリプション※6で導入ができるなど、最小コストでの「SAP2027年問題」の解決に貢献します。

アダプターの概要・特長

名称SAP S/4 HANA Cloudアダプター
※システム内表記:SAP Netweaver Gatewayアダプター
特長ASTERIA Warpを介してデータベース連携と同じ手軽さのSQL※7を利用し「SAP S/4 HANA」との自動連携が可能
主な機能データ抽出SAP S/4 HANAからデータを取得
データ登録SAP S/4 HANAへデータを登録または、更新・削除
SQL実行SAP S/4 HANAへの各種APIを実行するSQL文を実行
価格サブスクリプション:2万円~(税別)/月※6[ライセンス販売の場合は80万円(税別)]

(SAP S/4 HANA Cloudアダプターは、CData社のSAPNetweaverGatewayアダプターをOEMしています。)

今後のASTERIA Warpビジネスの展開

 ASTERIA Warpは順調な拡大を継続し、現在の導入社数は9,500社を突破するとともに、企業データ連携市場(EAI/ESB)では15年連続シェアNo.1を継続しています。2022年度3月期第2四半期決算では、テレワークに対応した社内システムの構築など、新たな連携ニーズが拡大していることから、サブスクリプション型製品「ASTERIA Warp Core」に加えてライセンス版の販売も過去最高を記録。また、DX推進におけるIT人材不足の解消手段として、ノーコードを利用した内製でのデータ活用ツールとしての導入事例が増えています。
 今後も引き続き、ASTERIA Warpの多様なデータソースとの連携機能を様々な業界に拡販するとともに社会の要請に応じた機能強化を継続することで、オフィス業務の効率化・自動化を実現します。また、データの連携の活用により、業務プロセスの省力化や残業時間の削減、リモートワーク環境下での新しい生活様式における適用の拡大も推進する方針です。

※1:テクノ・システム・リサーチ社「2020 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」
   EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携を司る製品カテゴリーを指す
※2:企業の基幹系業務を統合し、人やお金、モノや情報などのデータを一元化し、総合的な経営を行っていくためのシステム
※3:DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~(経済産業省発表資料)
   www.meti.go.jp/press/2018/09/20180907010/20180907010-1.pdf
※4:BAPI:Business Application Programming Interfaceの略。SAPのデータ取得や更新をするためのインターフェース
※5:Open Data Protocol:データの取得や更新を行うためのオープンソースWebプロトコル
※6:別途ASTERIA Warp本体のライセンス料が発生します
※7:SQLデータベースの操作や定義をする際に使用されるデータベース言語


「アステリア株式会社」について( Webサイト www.asteria.com/ )

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,523社(2021年9月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,633件(2021年9月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

「フリーダム株式会社」について(Webサイト fr.inc/ )

 フリーダム株式会社は、2016年に大手コンサルファーム出身のコンサルタントがスピンアウトして立ち上げたベンチャー系コンサルティング会社としてスタートし、経営戦略の迅速化、SAPシステムの開発や業務改善など、ビジネスを飛躍させるソリューションを提供しています。
 また「人のためになる」という価値観を第一に、コンサルティングに留まらないさまざまなサービスを展開し最新技術からビジネス、社会を前進させる「推進力」を創り続けていきます。

「ASTERIA Warp」について(Webサイト www.asteria.com/jp/warp/ )

 EAI/ESB製品の国内市場において15年連続シェアNo.1製品である「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノンコーディングで連携できるASTERIA Warpを主力製品とするミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。ASTERIA Warp Coreは、ASTERIA Warpの厳選された機能を初期費用0円、月額30,000円からのサブスクリプション形式で「手軽」にご利用いただけます。様々なシステムやサービスと迅速に連携することで業務自動化やデータ活用を実現します。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社
広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297
E-mail:press@asteria.com

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社
マーケティング本部:東出 武也
TEL:03-5718-1250
E-mail:pm@asteria.com

資料(PDF)はこちら

以上
日時:2021年12月14日 15:00

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