企業投資の方針転換に関するお知らせ
新ファンド組成を取りやめ、直接投資による企業買収(M&A)に注力
〜 世界情勢の変化や軟調な市場環境に適応し、企業価値向上へ 〜
報道発表資料
2023年3月10日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、2022年9月に公表した第2号企業投資ファンドAsteria Vision Fund II L.P. (以下AVF-II)の組成を取りやめ、新規投資については、より企業買収(以下 M&A)に注力する企業投資の方針転換を行うことを発表します。
M&A強化の背景と目的
当社グループは、2019年2月に投資子会社Asteria Vision Fund Inc. (以下AVF)を米国に設立し、傘下の投資ファンドAsteria Vision FundⅠL.P. (以下AVF-I)での企業投資事業を展開し、現在までに国内外6社への出資を実行・運用しています。また、昨年9月にはAVF-Iの投資益を基盤とし、30〜40百万米ドル規模のAVF-IIの組成計画を発表しました。
しかしながら、2022年以降の世界情勢や米国金利の上昇などにより世界的に株式市場が軟化、為替相場も不安定となり、景気後退の懸念も増加するなど、企業投資事業を取り巻く環境は大きく変化しています。一方で、世界的に企業価値も低下傾向であることから、M&Aにとっては絶好の機会であると言えます。
そこで、投資先企業の成長に基づく利益獲得を目指した投資ファンドの組成から、グループの事業規模拡大を企図したM&Aがここ数年間の経営戦略として有効であると判断しました。そのため、新ファンドAVF-IIの組成を取りやめ、今後の企業投資としては、マイノリティー出資は縮小して継続するものの、よりM&A投資に注力する方針に転換します。
これに伴い、AVFのミッションにM&Aを追加するとともに、シンガポール法人内にもAVFの分室を設置し、成長著しい東南アジア・南アジアでの活動を強化します。アステリアでは、今後も市場・経済・地政学的状況に柔軟に適応しながら、グループの成長を加速していきます。
業績に与える影響および今後の見通し
企業投資の方向転換が2023年3月期の業績に与える影響は軽微です。今後、中長期的な連結業績に貢献することを企図しておりますが、具体的な影響額等については、必要に応じて開示を行います。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297 / E-mail:press@asteria.com
アステリア、Asteriaは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の社名等は、各社の商標または登録商標です。