通信機器の開発製造を手掛ける LIMNO(鳥取県鳥取市)が Platio を導入
若手社員が DXインフルエンサー に!現場主導で 20種以上 のアプリが誕生

ノーコードで現場の社員が約3時間で独自アプリを作成し業務改善を実現

報道発表資料

2023年3月28日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、タブレットや通信機器の開発・製造を手掛ける株式会社LIMNO(旧 三洋テクノソリューションズ鳥取株式会社、本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:木村 裕一、以下LIMNO)に導入され、現場の若手社員の主導で全社DXを実現したことを発表します。

LIMNOが「Platio」を導入した背景と効果

 LIMNOは、多様な顧客のニーズに合わせたカスタム対応の業務用タブレットや電子部品などを製造・提供しています。AIやIoTなど、あらゆるテクノロジーの進化に伴い、自社製品の需要が拡大し海外展開も視野に入れた事業拡大を計画する中、さらなる生産性向上を目的とした全社的なDXの推進を検討していました。

 そこで、LIMNOは非IT人材の現場社員でも業務のデジタル化とプロセス改善を実現できるツールの検討を開始。プログラミング不要で、現場で必要なアプリを各現場の担当者がノーコードで簡単に作成できることからPlatioの導入を決定しました。

分電盤のスイッチを点検する写真
分電盤のスイッチを点検する様子
点検結果をアプリで報告すると、自動で情報共有できる様子
点検結果をアプリで報告すると、自動で情報共有

 Platioの導入にあたり、社員はたった1度の講習でアプリの作成方法を習得。また、1つのアプリを3時間程度で作成できることから、試作版を含め2か月間で20種以上の業務改善アプリが誕生しました。これにより、従来紙ベースの業務で発生していた工場からオフィスまで記録用紙を取りに戻る移動時間や、パソコンへの転記作業など工数の大幅削減を実現しました。

 さらにLIMNOでは、新たなITツールやビジネスプロセスの導入に抵抗が少ない若手社員の創意工夫や意見を積極的に採り入れるために、現場の若手社員約20人をDX推進リーダーに抜擢。社内インフルエンサーを担うDX推進リーダーがPlatioによる社内業務改善を啓発することで、全社でのDXを加速させています。

担当部門アプリの概要
総務部門終業前の火元管理
(工場・倉庫における分電盤のオンオフや戸締まりなど 100項目以上)
製造部門USBメモリの持ち出し状況の管理
(機密情報の取扱を管理する記録簿)
品質管理部門基幹システムへの連携による部品の数量管理
開発部門消耗品の在庫情報管理
<各部門から生まれたアプリの一例>

 その結果、現場のアイディアや生の声が生きた業務改善アプリが多数誕生。DXの必要性とその効果の体感・経験から、現場主導の全社DXに向けたさらなる意欲の向上に繋がりました。課題解決のために現場単位でITを取り入れる文化も醸成されたことから、今後はアプリを通じて収集したデータを蓄積し経営判断の指標にも活用するなど、より高い視座でのDXを推進していく方針です。

LIMNOによるユーザーコメント

 現場が自分自身で業務を見直して変革するためには、気付いたら、まずやってみようと思えるくらい簡単で取り組みやすいことが重要です。Platioは、プログラミングを知らない現場でも一度触ればすぐに理解して使いこなせるため、理想的なDXツールだと感じています。
 全社でDXに取り組むために、各部門の若手を推進リーダーに任命しました。Platioを通じてDXの「楽しさ」に気付いたその若手たちがインフルエンサーとなって、現場から変革の気運をけん引しています。各部門で作成したアプリは、発表会で共有しています。今後は、社内表彰などの制度も設けて、PlatioによるDXをさらに加速させたいと考えています。

株式会社LIMNO 代表取締役社長 木村 裕一氏

※:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。

<事例掲載URL:Platio>  https://plat.io/ja/case/limno


『株式会社LIMNO』について( Webサイトhttps://www.limno.co.jp/  )

 株式会社LIMNO(旧社名 三洋テクノソリューションズ鳥取株式会社)は携帯電話などの製造で培った技術力でタブレット、通信機器や車載機器の基盤など、完成品からモジュールまで、多種多様な製品の開発・製造を行っています。

『アステリア株式会社』について( Webサイト https://jp.asteria.com/

 1998年に創業し、2002年に最初のノーコード製品の提供を開始したアステリア株式会社(当時インフォテリア株式会社)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,879社(2022年12月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,676件(2022年12月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

『Platio』について( Webサイト https://plat.io/

 Platioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービスです。現場のデジタル化と業務プロセス改善をスピーディーに実現できるため、現場のDX推進に最適です。Platioは100種以上の豊富なテンプレートによりプログラミング未経験の現場担当者でも業務アプリを簡単に作成できます。アプリに入力したデータは管理者へリアルタイムに共有されるほか、検知機能により現場の異常をいち早く管理者へ通知できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され、2018年度には 「グッドデザイン賞」を受賞しています。2022年には、アプリ作成・活用だけでなく、データ連携までをノーコードで実現できるPlatio Connectを発売。これにより、現場データと様々なシステムやサービスをシームレスに連携し、データ活用の支援もしています。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL: 03-5718-1297 / E-mail: press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL: 03-5718-1250 /E-mail: platio-pm@asteria.com


アステリア、ASTERIA、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。