生活関連サービスの ナック(東京都新宿区)が Platio を導入
複写式の 紙伝票を廃止 し約400名の配送員が「配送管理アプリ」で業務効率化
年間約56,000時間 の配送管理業務を 削減 し、物流の2024年問題にも対応!
報道発表資料
2023年4月27日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコード※1のモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、生活関連サービスを提供する株式会社ナック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 寛、証券コード:9788、以下 ナック)に導入され、配送業務における現場のDXに寄与したことを発表します。物流の2024年問題※2にも対応するアプリとして利用範囲の拡大も計画しています。
ナックが「Platio」を導入した背景と効果
1971年に創業したナックは宅配水「クリクラ」の製造販売やレンタル事業、住宅事業など、「暮らし」と「住まい」に役立つサービスを提供する東証プライム上場企業です。変化に対して敏感に対応し、「即実行」を社員の行動指針のひとつとして定める同社では、市場の変化にも素早く対応した業務効率化のために、基幹システムの内製化やITツールの導入を進めていました。
業務効率化を全社的に進める中、ナックの主力事業でもあるクリクラの配送業務の効率化に着目。毎日1人当たり約60件の複写式伝票を配送順に並び替え、帰社後に伝票の情報を基幹システムに転記していたため、作業工数の増大、手作業の転記作業によるミス、紙の紛失などが課題となっていました。
そこで現場の要望に素早く反映できるモバイルアプリの内製・活用の検討を開始。地下や高層階などの電波が届かない場所でもオフラインで利用でき、基幹システムとのデータ連携が可能なPlatio の導入を決定し、独自の「配送管理アプリ」を作成しました。
「配送管理アプリ」は、データ連携ツール「ASTERIA Warp」で基幹(販売管理)システムと連携することで、アプリに配送情報を自動連携。約400人の配送員は紙の伝票を1枚1枚確認することなく、当日の配送先をスマホですぐに確認できます。配送時はアプリのモバイルプリンター連携で、必要な納品伝票を印刷。配送実績の入力もアプリで完結するため、配送後のシステム入力作業が不要になりました。その結果、配送員の作業時間が約40分から約5分に短縮され、年間約56,000時間の業務時間を削減することができました。
ナックは、現在直営店のみの導入となっているこのアプリを、配送員の業務負担や残業時間を大幅に削減し物流の2024年問題にも関わる新たな取り組みとして今後は加盟店にも展開し、クリクラ事業ネットワーク全体のサービス品質向上や業務効率化をさらに進める計画です。
ナックによるユーザーコメント
システム内製化の取組みとして、基幹システムである販売管理システムをアジャイル開発しており、今回このプロジェクトと並行してPlatioで配送管理アプリを用意しました。通常は基幹システムの変更が入ると、アプリ修正など容易ではありませんが、ノーコードで柔軟に時間をかけずにアプリを修正しながら運用を始めることができました。今後はウォーターサーバーのメンテナンス時期までアプリで管理し、より効率的な商品管理を行っていきたいです。また、加盟店様にも配送管理アプリを展開し、クリクラネットワーク全体のサービス品質向上につなげていきたいと考えています。
株式会社ナック 情報システム部 執行役員部長 大嶋 裕章 氏
<Platioによる「配送管理アプリ」画面イメージ>
配送一覧 当日の配送情報を配送順に表示 |
配送情報登録 ボトルの納品数、回収数を登録 |
納品書印刷 モバイルプリンターに 連携しその場で印刷 |
※1:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。
※2: 2024年4月から施行される運送業での働き方改革関連法によって予想される物流の問題や混乱の総称。
<事例掲載URL:Platio> https://plat.io/ja/case/nac
『株式会社ナック』について( Webサイトhttps://www.nacoo.com/ )
1971年に株式会社ダスキンのフランチャイズ加盟店として創業して以来、「暮らしのお役立ち」を軸として、積極的な事業領域を拡大しています。2021年には創業50周年を迎え、現在ではダスキン事業を中核とするレンタル事業に加え、宅配水事業を展開するクリクラ事業、地場工務店の経営支援を行う建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業と、「暮らし」と「住まい」に関わる幅広い領域において全国のお客様とダイレクトにつながりを持ち、さらなる成長を続けています。
『アステリア株式会社』について( Webサイト https://jp.asteria.com/ )
1998年に創業し、2002年に最初のノーコード製品の提供を開始したアステリア株式会社(当時インフォテリア株式会社)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,879社(2022年12月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,676件(2022年12月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
『Platio』について( Webサイト https://plat.io/ )
Platioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービスです。現場のデジタル化と業務プロセス改善をスピーディーに実現できるため、現場のDX推進に最適です。Platioは100種以上の豊富なテンプレートによりプログラミング未経験の現場担当者でも業務アプリを簡単に作成できます。アプリに入力したデータは管理者へリアルタイムに共有されるほか、検知機能により現場の異常をいち早く管理者へ通知できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され、2018年度には 「グッドデザイン賞」を受賞しています。2022年には、アプリ作成・活用だけでなく、データ連携までをノーコードで実現できるPlatio Connectを発売。これにより、現場データと様々なシステムやサービスをシームレスに連携し、データ活用の支援もしています。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL: 03-5718-1297 / E-mail: press@asteria.com
【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL: 03-5718-1250 /E-mail: platio-pm@asteria.com
アステリア、ASTERIA、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。