大手ビールメーカー「オリオンビール」が「ASTERIA Warp Core」を採用
基幹システムと受注管理システムをノーコードでデータ連携

電話・FAXからEDIへの移行を実現し、受注業務全体のデジタル化で工数半減

報道発表資料

2024年5月13日
アステリア株式会社

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野 洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内ソフトウェア市場で17年間シェアNo.1※1を継続している「ASTERIA Warp Core」(アステリア ワープ コア、以下Warp Core)が、オリオンビール株式会社(本社:沖縄県豊見城市、代表取締役社長兼CEO:村野 一、以下 オリオンビール)に採用されたことを発表します。

Warp Core」導入背景と今後の取り組み

オリオンビールは1957年に設立し、沖縄県の県民ビールとして親しまれる「オリオン」ブランドのビールを始めとした酒類清涼飲料事業を手掛けています。最近では国内だけではなく海外にも販路を広げ売上を拡大。積極的な事業展開により売上や販売地域は順調に拡大しています。

その一方で、毎月1万件を超える国内の受注を電話やFAXで受付けていたため業務工数が事業拡大とともに増加。さらに、受注管理システムへの受注内容の入力なども手作業で行っていたことから、取扱高の増加に対応できる“受注業務のデジタル化”を検討していました。

そこでオリオンビールでは、受注業務をデジタル化するためにEDI※2の導入方針を決定し、商品流通VAN※3 EDIサービスの「ファイネット」を採用。また、EDIアプリケーションと既存の基幹システムとの連携基盤には、100種類以上の豊富な接続先とテンプレートにより多様なシステムとの連携が可能な「Warp Core」を採用しました。

写真:オリオンビール株式会社

これにより、EDIサービスを通じて集まった受注情報をWarp Coreを介して基幹システムに連携させることで、受注情報入力を自動化。また、出荷作業に向けた受注・出荷の状況を確認するデータの作成も自動化されたので、受注業務全体の工数が半減しました。さらに、新商品が追加されたときに必要になる商品マスター更新を自動化することや、流通経路ごとに異なる業務プロセスに合わせた処理への柔軟な対応など、営業部門の要請に応じた臨機応変な改修や保守にも対応できるデータ連携基盤の内製化もWarp Coreがノーコードで実現しました。

図:各種システムとの連携イメージ
各種システムとの連携イメージ

今後オリオンビールでは、さらなる業務効率化に向けてWarp Coreの適用業務を拡げていきながら、受注業務以外でのデジタル化やデータ活用を推進していく予定です。

今後のWarpビジネスの展開

Warp CoreをはじめとするASTEIRA Warpシリーズはビジネスを順調に拡大し、現在の導入社数は1万社を突破。企業データ連携市場(EAI/ESB)では17年連続シェアNo.1を継続しています。また、幅広い業界での業務効率の改善に向けたDX推進や、インボイス制度や改正電子帳簿保存法などの法規制への対応に伴う連携ニーズなど、新たな引き合いも拡大しています。

アステリアは今後も、多様なデータソースとの連携機能を様々な業界に拡販するとともにノーコードの特長を生かし、IT人材不足解消など社会課題解決に向けたデータ活用を支援し、業務の効率化・自動化等の推進に貢献してまいります。

※1:出典/テクノ・システム・リサーチ社「2023年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」 EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携を司る製品カテゴリーを指す。
※2:EDI=Electronic Data Interchangeの略。企業間の取引に必要な伝票や情報などを電子的に交換すること
※3:VAN=Value Added Networkの略。複数の事業者間(例:メーカーと卸業者の間)でのデータ交換のために必要な機能も付加して提供されるネットワーク。

<事例掲載 URL > https://www.asteria.com/jp/warp/case/c_orionbeer/


『アステリア株式会社』について( Webサイト https://jp.asteria.com/

アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。その他、商談支援アプリHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノード統合プラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。

また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。

『オリオンビール株式会社』について( Webサイトhttps://www.orionbeer.co.jp/

1957年5月創業。ホテル2社、泡盛メーカー1社を子会社にもつ酒類清涼飲料事業と観光不動産事業からなる沖縄のビールメーカーです。

沖縄県産酵母によるビール「オリオン ザ・プレミアム」や、完全循環型大麦を活用した「オリオン ザ・ドラフト」、県産素材をふんだんに生かした酎ハイ、泡盛、もろみ酢などを日本全国・海外12か国・地域で展開しています。

『ASTERIA Warp』について( Webサイト https://www.asteria.com/jp/warp/

EAI/ESB製品の国内市場において17年連続シェアNo.1製品である「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノーコードで連携できるミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。Warp Coreは、Warpの厳選された機能を初期費用0円、月額30,000円からのサブスクリプション形式で「手軽」にご利用いただけます。様々なシステムやサービスと迅速に連携することで業務自動化やデータ活用を実現します。


【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社 広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297  / E-mail:press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社 マーケティング本部:東出武也
TEL:03-5718-1250  / E-mail:pm@asteria.com 

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。