土壌汚染問題を解決するフィールド・パートナーズがPlatio Connectを導入
労働安全衛生法に基づく点検業務のアプリ化で年間1,800時間の労働時間を削減
アプリとのシステム連携で点検報告書の作成を自動化!建設業界の2024年問題にも貢献
報道発表資料
2024年5月30日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコード※のモバイルアプリ作成ツール「Platio Connect(プラティオ コネクト)」が、土壌汚染に関するあらゆる問題への解決策を提供する株式会社フィールド・パートナーズ(本社:東京都港区、代表取締役:福永健二郎、以下 フィールド・パートナーズ)に導入され、労働安全衛生法に基づく確認業務のアプリ化で年間1,800時間の労働時間を削減したことを発表します。
フィールド・パートナーズが「Platio Connect」を導入した背景
フィールド・パートナーズは、土壌汚染に関するあらゆる問題解決に向けたコンサルティングや浄化工事などを提供しています。危険な現場も多い同社では、労働安全衛生法に基づき、浄化工事現場における高所作業時の落下防止対策や、有機溶剤作業時の安全衛生確認などの「安全パトロール」を毎月行っています。建設業界では2024年4月に「働き方改革関連法」の適用が開始され大幅な残業削減が急務になる中、安全衛生点検者(以下、点検者)は安全パトロールに際し現場で点検用紙に記入した内容を事務所でExcelに転記し点検報告書を作成する必要があり、多大な労働時間を割いていました。また、点検者により報告書の内容にばらつきがあり再確認が必要になるなどの課題も抱えていました。
そこで業務のデジタル化や報告内容の平準化に向けて様々なツールを検討した結果、アプリの作成からデータ収集、既存の業務ポータルとのシステム連携までノーコードで行えるPlatio Connectの採用を決定しました。
<Platio Connectの採用理由>
1.アプリ作成がスクラッチ開発に比べて短期・低コストで実施可能なこと
2.AndroidやiOSなどの多様なデバイスが混在する現場において利用できること
3.作成したアプリと既存の業務ポータル(システム)間のデータ連携が容易であること
4.Platio Connectの販売パートナーによるサポートが手厚いこと
「Platio Connect」を導入した効果
フィールド・パートナーズは、同社の安全パトロールにおける点検から報告までをアプリで完結する「安全パトロールアプリ」をPlatio Connectで作成し70名の社員で運用を開始。このアプリでは、点検結果の入力項目にラジオボタンやプルダウンメニューを設けることで、点検者による報告内容のばらつきや情報不足の解消を実現しました。また、点検結果にスマホで撮影した写真も簡単に登録できるようになり、点検報告書の内容も充実しました。その結果、点検者は現場担当者に対してより的確な是正指示が出せるようになりました。さらに、是正指示を受けた現場担当者は、社内で義務付けられている是正指示項目への対応報告を安全パトロールアプリで行います。アプリに入力した報告や写真はPlatio Connectのデータ連携機能を用いて業務ポータルに即時反映され、Excelの規定フォーマットに自動入力されることで、一連の安全衛生確認業務が完結します。
これにより、点検者が作成する是正項目の点検表と、現場担当者の改善報告書の作成を自動化。点検から報告書の作成をPlatio Connectを通じてワンストップで完結し、従来は事務所に戻りパソコンから入力していた事務作業が不要になりました。さらにアプリからの報告により、情報のスピードと質が向上し作業時間の削減による労働環境を改善。1件当たり約5時間かかっていた安全パトロール業務を約2時間に短縮し、年間1,800時間を超える業務削減を実現しました。
フィールド・パートナーズでは、Platioアプリから報告したデータを、業務ポータルと連携することで社内SNSにも自動で通知し、社員の安全衛生管理への意識向上にも活用。今後は、安全パトロールを一部委託する協力会社にもアプリを展開し、さらなる業務の効率化とデジタル化を推進していく計画です。
機能 | 主な役割 | 導入メリット(効果) |
---|---|---|
アプリ作成 | 点検記録をアプリ化する 「安全パトロールアプリ」の作成 | 点検記録のアプリ&ペーパーレス化 |
ラジオボタンやプルダウンメニューの活用で報告内容のばらつきや情報不足を解消 | ||
危険な工事現場でも安全に点検結果の登録ができる音声入力機能の実装 | ||
点検結果にスマホで撮影した写真も即時登録できるようになり点検報告書の内容が充実 | ||
写真による報告が加わったことで、現場担当者へのより的確な是正指示が可能に | ||
データ連携 | 「安全パトロールアプリ」と業務ポータルとのデータ連携 | 安全パトロールアプリに点検結果や現場の写真が記録されると業務ポータルにデータ連携され自動で安全衛生確認業務が完結 |
報告内容は社内SNSにも自動的に投稿され社員と共有し安全衛生管理への意識が向上 | ||
点検報告書の作成が自動化されたことで、業務時間の大幅削減 |
フィールド・パートナーズによるユーザーコメント
Platio Connectを使って、負担が大きかった安全パトロールを効率化しました。他システムとのデータ連携が可能な点に注目し、業務ポータルに改善報告書機能を追加。Platioで作成したアプリと業務ポータルの相互連携を実現しています。業務ポータルは社内SNSとも連携しており、改善報告書の周知・共有・見える化により安全意識も醸成されています。報告書に現場の写真も自動で取り込まれるため手動で添付する手間がなくなり、文字だけで是正指示を行っていた担当者も写真を活用した報告・指示を行うように。自動化による業務効率化だけでなく、写真を用いた報告が標準化されました。作業時間が大幅に削減されたことで残業時間も減少し、2024年問題にかかわる労働問題改善にもつながっています。
株式会社フィールド・パートナーズ 浄化技術本部技術一部 兼平 真志 氏
Platio Connectによる「安全パトロールアプリ」画面イメージ
安全パトロールアプリ | |
点検画面では結果を〇△×で記録 | 是正報告を写真付きで報告可能 業務ポータルの報告書に自動で反映 |
Platioの今後の展開
Platioは独自の業務アプリをわずか3日間で作成し運用開始することができることが高く評価され、幅広い業種の企業・団体で採用されています。さらに現場データと既存システムのデータを連携し、より高い次元で情報を活用する「Platio Connect」や、独自ノウハウを元にアプリを作成し顧客に販売が可能な「Platio One」などPlatioのラインアップも拡充。現場業務のアプリ化による業務効率化や、現場のDXに貢献してまいります。
※:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。
<事例掲載URL:Platio> https://plat.io/ja/case/field-partners
「フィールド・パートナーズ」について( Webサイト https://www.field-partners.com/ )
土壌汚染のプロフェッショナルとして、調査・対策から保証まで土壌汚染のリスクにかかわる様々なソリューションを提供しています。
「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/ )
アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。また、デジタルコンテンツプラットフォームHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。AI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、(一社)ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。
『Platio』について( Webサイト https://plat.io/ )
近年の急速な社会情勢の変化と不確実性の中で、企業が新たな競争力を獲得するためには、自己改善の力を発揮して自ら業務を効率化する、自立型の現場組織の醸成が不可欠です。Platio(プラティオ)は、現場の社員が主体的に課題を見つけ、自部門にとって使いやすいモバイルアプリを作成し、業務を改善できるプラットフォームです。それぞれの現場部門の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで素早く簡単に作成することで、IT人材不足やアナログ業務の課題を解決し、組織内の改善モチベーション向上や、自立型の現場組織の醸成を支援します。Platioは100種以上の豊富なテンプレートによりプログラミング未経験の現場担当者でも業務アプリを簡単に作成できます。アプリに入力したデータは管理者へリアルタイムに共有されるほか、検知機能により現場の異常をいち早く管理者へ通知できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され、2018年度には 「グッドデザイン賞」を受賞しています。2022年には、アプリ作成・活用だけでなく、データ連携までをノーコードで実現できるPlatio Connectを発売。これにより、現場データと様々なシステムやサービスをシームレスに連携し、データ活用の支援もしています。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL: 03-5718-1297 / E-mail: press@asteria.com
【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL: 03-5718-1250 /E-mail: platio-pm@asteria.com
アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。