東横イングループの「東横イン電建」がPlatioを導入
工事図面や日報業務をアプリ化!業務効率化とペーパーレスを実現

電気設備工からバックオフィスまで全社でアプリ導入し人手不足対策にも寄与

報道発表資料

2024年7月4日
アステリア株式会社

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が東横イングループの株式会社東横イン電建(本社:東京都大田区、代表取締役社長:小林 和弘、以下 東横イン電建)に導入されたことを発表します。

東横イン電建が「Platio」を導入した背景

東横イン電建は、大手ホテルチェーン『東横INN』の設計・施工、開業後の施設メンテナンスなどを担い、利用者に高品質で安心かつ安全な空間を提供するホテル建設のスペシャリストです。

建設業界では、改正労働基準法の適用開始に伴う新たな残業規制が2024年4月に施行され、「建設業界の2024年問題」として業務のデジタル化やDX推進による効率化が急務になっています。

同社では電気設備工が提出する業務日報を紙で運用し、Excelへの転記、ファイリングなどを手作業で実施していました。また、日常的に利用する300ページ以上の業務マニュアルや、電気設備工が工事現場で利用する1人あたり200枚以上の図面が全て紙で運用されていたことから、書類の紛失や破れ、さらには印刷や保管などの管理コストがかさんでいました。

写真:工事図面を現場で確認する様子
工事図面を現場で確認する様子

そこで、これらの課題を解決し、建設業界の2024年問題に対応する業務効率化の実現に向けたDXを検討するなか、プログラミング知識が無くてもノーコードでアプリを作成できるPlatioの採用を決定。全社160人の社員への導入を実施しました。

<Platioの採用理由>

1.建設現場からバックオフィス業務まで幅広い用途で活用できること
2.プログラミング知識が無くても直感的な操作でアプリ作成が可能なノーコード仕様
3.スマートフォンやタブレットだけで運用可能なため業務PCを持たない社員でも利用可能
4.システム開発が不要で低コスト、少額投資での導入が可能なこと

東横イン電建が「Platio」を導入した効果

東横イン電建では、紙で運用していた業務日報を1週間で作成したPlatioの「業務日報アプリ」に移行。従来、紙に記入した日報を管理者がExcelに転記し、原本をファイリングしていた業務をデジタル化することで、紙や工数が削減され労務管理コストを年間180万円削減しました。

さらに、社員に配布する約300ページのマニュアルや、各電気設備工が利用する約200枚の工事図面もPlatioで作成した「マニュアル管理アプリ」や「図面アプリ」に移行。作業現場に大量の紙を持ち込むことなくスマホですぐに確認できるようになったことで、業務効率の向上とともにペーパーレス化を実現。これにより、紙の書類を印刷・保管するコストを削減することができました。

これらの業務のデジタル化により、業務効率化を促進するとともに社員のDX意識も向上。今では、現場のアイディアから、竣工前に客室内の設備点検で用いる機能検査チェック表をデジタル化する「機能検査アプリ」の運用も開始し、竣工直前の施設点検業務を効率化しました。

東横イン電建では、建設業界の2024年問題に伴う残業規制や昨今の人手不足対策として、現場主導でさらなる業務効率化に向けてDXに積極的に取り組んでいく方針です。今後は出勤簿のアプリ化などを進めるなど、ノーコードのメリットを最大限に活かしながらPlatioの活用シーンをより一層拡大していく計画です。

Platioによる連携イメージ図アプリ画面イメージ

「業務日報アプリ」入力を
プルダウンで省力化

Platio導入による課題解決の例>

抱えていた課題Platioが解決したポイント
業務日報
アプリ
紙に記載された業務日報の内容をExcelに転記する作業工数がかさんでいた。
また、その用紙を印刷・郵送、保管等で相当のコストを計上していた。
・スマホアプリからの入力で業務報告を完結
・管理者の労務管理工数を削減
・入力項目を選択式に設定することで、報告内容の統一とデジタル化を実現
・ペーパーレスによる用紙コストの削減
図面アプリ大量のマニュアルは現場で手軽に持ち運べなかった。
重要な図面の汚れや破れの発生。
印刷や郵送、保管等のコストが生じていた。
・大量のマニュアルがスマホで閲覧が可能に
・動画マニュアルも一元管理し、現場で必要な時に視覚的に手順等の確認が可能に
・ペーパーレスによる用紙コストの削減
マニュアル
管理アプリ

東横イン電建によるユーザーコメント

社員総会のアンケートや投票に利用したことをきっかけにPlatioの便利さが認知され、それが現場発のアイディアである機能検査アプリの作成につながりました。Platioを活用することで簡単に各現場に合ったアプリが作成でき、全社で業務改善の機運が高まりました。現在は、日本全国の建設現場に配布するスキル評価のためのテスト用紙や、新入社員に配布する300枚ものマニュアルのデジタル化などに取り組んでいます。これにより、紙にまつわるさまざまな手間を削減できると考えています。また、電気設備工が取得した資格の証明書を提出するアプリの作成も検討、それらの情報を社員名簿に反映させて人材管理にも活用していきたいと考えています。

株式会社東横イン電建 建設ディレクター・マネジメント部 梅田氏

Platioの今後の展開

Platioは独自の業務アプリをわずか3日間で作成し運用開始することができることが高く評価され、幅広い業種の企業・団体で採用されています。さらに現場データと既存システムのデータを連携し、より高い次元で情報を活用する「Platio Connect」や、独自ノウハウを元にアプリを作成し顧客に販売が可能な「Platio One」などPlatioのラインアップも拡充。現場業務のアプリ化による業務効率化や、現場のDXに貢献してまいります。

※:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。

<事例掲載URL:Platio> https://plat.io/ja/case/toyoko-inn-denken


「東横イン電建」について( Webサイト http://www.toyoko-inn-denken.com/

東横イン電建は、国内外に数多くのエコノミーホテルを展開する、東横INNグループの建設会社です。グループ内の各企業と連携しながら東横INNのホテルの設計監理から建設を担い、世界中で同一機能を持たせた、快適な客室空間づくりに取り組んでいます。

「アステリア株式会社」について( Webサイトhttps://jp.asteria.com/

アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。また、デジタルコンテンツプラットフォームHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。AI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、(一社)ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。

『Platio』について( Webサイト https://plat.io// )

近年の急速な社会情勢の変化と不確実性の中で、企業が新たな競争力を獲得するためには、自己改善の力を発揮して自ら業務を効率化する、自律型の現場組織の醸成が不可欠です。Platio(プラティオ)は、現場の社員が主体的に課題を見つけ、自部門にとって使いやすいモバイルアプリを作成し、業務を改善できるプラットフォームです。それぞれの現場部門の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで素早く簡単に作成することで、IT人材不足やアナログ業務の課題を解決し、組織内の改善モチベーション向上や、自立型の現場組織の醸成を支援します。Platioは100種以上の豊富なテンプレートによりプログラミング未経験の現場担当者でも業務アプリを簡単に作成できます。アプリに入力したデータは管理者へリアルタイムに共有されるほか、検知機能により現場の異常をいち早く管理者へ通知できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され、2018年度には 「グッドデザイン賞」を受賞しています。2022年には、アプリ作成・活用だけでなく、データ連携までをノーコードで実現できるPlatio Connectを発売。これにより、現場データと様々なシステムやサービスをシームレスに連携し、データ活用の支援もしています。


【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL: 03-5718-1297 / E-mail: press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL: 03-5718-1250 /E-mail: platio-pm@asteria.com  

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
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