アナログメーターのリモート点検ツールLiLz GaugeとGravioが連携
ノーコードで外部連携し、異常発生時の即時通知を可能に

〜「Society 5.0」の実現に向け、IoTやAI連携・活用を促進〜

報道発表資料

2024年9月5日
アステリア株式会社

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコード※1のAI/IoTプラットフォーム「Gravio」がLiLz株式会社(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社長:大西敬吾、以下リルズ)のリモート点検ツール「LiLz Gauge(リルズゲージ)」との連携機能を実装したことを発表します。また、LiLz Gaugeの「コラボレーションパートナー」に新規参画し、共同セミナー開催やイベント出展などの販促活動でも協業を進めていく計画です。

LiLz Gaugeの概要

製造業やプラント、施設管理の現場では、機械や設備の安全性と安定稼働を確保するための巡回点検が設備保全の要となっています。しかし、現地での目視確認というアナログな手法による確認・報告にかかる業務負荷や、リモートでの異常検知が困難であるという課題がありました。

「機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする」をミッションとして掲げるリルズ は、目視巡回点検をリモート化するクラウドサービス、LiLz Gaugeを提供しています。このサービスでは、同社のIoTカメラ「LiLz Cam」がアナログメーターの情報を読み取り、独自のAI技術で自動的に解析。カメラを設置するだけでタンク残量、圧力・流量計、ガスメーター、電流計、ランプ表示などのアナログメーターのデータ収集を自動化するとともに、遠隔管理も実現し、作業員の負荷を軽減しています。「LiLz Gauge」は、デジタルセンサーやスマートメーターを導入する際に、多額の設備投資と多大な工数が必要となる課題を解決できます。また、機器の後付が簡単に電気工事不要で実施できるため、生産ラインが止まっている必要がなく導入タイミングのハードルを下げています。

写真:LiLz Camが設置される様子
LiLz Camが設置される様子

GravioLiLz Gaugeと連携した背景

LiLz Gaugeによるアナログメーターのリモート点検では、異常値検出時、通知の標準手段がメールに限られていました。また、収集したデータを外部システムと連携する際には、プログラミングによるAPI連携基盤の開発が必要であることが、API連携を自社構築できない一部のお客様にとって課題になっていました。

そこで、現場データの一元管理を可能とするノーコードのAI/IoTプラットフォーム「Gravio」がLiLz Gaugeとの連携機能を実装。Gravioが“ハブ”になることで、LiLz Gaugeはプログラミング不要で外部システムと連携することが可能になりました。これにより、カメラが収集したデータの応用がより簡単になり、他のシステムとの連携により、以下のような通知やデータ分析が可能になります。

写真:信号灯点灯によるアラートを事務所で受け取る様子
信号灯点灯によるアラートを事務所で受け取る様子
  • ダッシュボード上で、各種数値のグラフデータを複数一括表示
  • ビジネスチャットとのシステム連携により、異常値検出時にチャットでアラート通知
  • 異常値検出時に、音声・警告灯でアラート通知
  • ノーコードで多種多様な外部サービス&システムとの連携を実現し、点検業務の効率と精度を向上

このように、LiLz GaugeとGravioの連携は、内閣府が目指すSociety 5.0※2で示す「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステム」を実現する1つの方法となっており、社会に数多く存在するアナログ情報のデジタル化に貢献します。

図:GravioとLiLz Gaugeの連携イメージ
GravioとLiLz Gaugeの連携イメージ

エンドースメント

この度、アステリア様との協業開始を大変嬉しく思います。LiLz Gaugeを現場のお客様に導入いただく中で、異常の通知方法については様々な選択肢を持ちたいという声が多くございました。今回の協業で、LiLz GaugeとGravioが連携し、ビジネスチャットや警告灯などあらゆる通知の選択肢を、現場の方がノーコードで簡単に実現できるようになります。今回の協業にて、あらゆる現場の日常点検業務がさらに効率的になり、現場の皆様がより創造的な取り組みに注力できることを期待しています。

LiLz株式会社 代表取締役社長
大西 敬吾 氏

LiLz Gaugeのパートナー制度への参画と両社の今後の展開

アステリアは、リルズの「コラボレーションパートナー」に9月5日より新規参画。今後は、両社のネットワークを活用し、製造業やプラント、施設管理といった、アナログメーターを多く取り扱う業界への営業活動、共同のセミナー企画やイベント出展などを行う計画です。アステリアは今後とも、GravioとさまざまなAIサービスのスムーズな連携を実現し、ますます拡大するAIによるデータ収集・利活用を支援してまいります。

※1:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリなどの開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整などが可能。
※2:内閣府『Society5.0』https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/


「LiLz株式会社」について( Webサイト https://lilz.jp/ )

リルズは「機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする」をミッションに掲げ、設備保全現場の点検課題をインスタントに解決する、IoT・AIサービス「LiLz Gauge」を提供しています。2018年度総務省&NICT主催起業家万博ファイナリスト企業賞、CEATEC AWARD 2019トータルソリューション部門グランプリなど受賞多数。

「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/

アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。また、デジタルコンテンツプラットフォームHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノード統合プラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、(一社)ノーコード推進協会などの設立を牽引するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。

リモート点検ツール「LiLz Gauge」について( Webサイト https://lilz.jp/lilzgauge

低消費電力IoTカメラと機械学習を活用し、アナログメーターなどの目視巡回点検を簡単にリモート化できるクラウドサービスです。日本国内において、リリースから約4年で、約5,000台の販売実績あり(2024年5月時点)。バッテリー駆動、かつLTEモバイルネットワーク内蔵のため、電源・ネットワーク工事不要で即日起ち上げ可能。現場も改善も止めない、後付カンタンな「インスタント点検DX」の最適解です。

「Gravio」について( Webサイト https://www.gravio.com/jp

Gravioは、カメラやセンサーなどから得られる現場データを、様々なシステムやサービスへシームレスに連携することで、業務の自動化・省力化・遠隔化を実現する、ノーコードAI/IoTプラットフォームです。直感的なノーコード操作と60種以上の豊富な接続先により、プログラミング未経験でもAI/IoTのシステム活用を簡単に実現できます。また、構築に必要なセンサー・ゲートウェイなどのハードウェア、ソフトウェア、データの蓄積・グラフ作成可能なクラウドサービスを、まとめてオールインワンのソリューションとして提供することで、シンプルかつ迅速にご利用いただけます。


【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL:03-5718-1297 / E-mail:press@asteria.com

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社 AIコネクテッド事業部:垂見智真
TEL:03-5718-1250 / E-mail:gravio-jp@asteria.com 

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。