生花販売の花工房あげたけ(鳥取県)がPlatio導入
代表取締役自らノーコードでスマホアプリを3日で作成

年間約1万枚の注文書をペーパーレス化し、注文管理工数を90%削減

報道発表資料

2024年9月25日
アステリア株式会社

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、ノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、生花の販売やフラワーアレンジメントの体験型事業を手がける株式会社花工房あげたけ(本社:鳥取県東伯郡、代表取締役:根鈴啓一、以下 花工房あげたけ)に導入され、注文管理業務をアプリ化するDXで90%の工数削減を実現したことを発表します。

花工房あげたけが「Platio」を導入した背景

花工房あげたけは、主軸事業である生花販売事業に加え、新規事業としてフラワーアレンジメント教室などの体験型事業を2023年に開始し、花を通じた「楽しさ」を提案しています。体験型事業にリソースを割きながら新たな柱として拡大するにあたり、既存業務の効率化が課題となっていました。

これまで運用していた紙の注文書は、花束やアレンジメントのデザインイメージを描写して記録することに適した反面、紙につきまとう現場での紛失、水濡れ、汚れが頻発。さらに、母の日やクリスマス、卒業式などの繁忙期には1日数百枚、年間約1万枚もの膨大な量の紙の注文書管理が必要となります。紙の注文書は検索性も低いことから、注文内容の確認のために発生する店舗とバックオフィス間での電話やFAXによる煩雑で非効率なやり取りが課題となっていました。

そこで、これらの課題を解決し業務効率を向上させるため、注文管理業務のDXを推進することを決定。様々なツールを検討した結果、開発経験がなくてもノーコードでスマホアプリの作成が可能で、短期間での実装と運用開始が可能なPlatioを採用しました。

<Platioの採用理由>

  • 従業員10人の事業規模や業務の実態に適した製品ラインアップと価格体系
  • 業務の実態に合わせたスマホアプリのノーコードでの作成&スピーディな導入が可能
  • ITの専門的な知識やシステム開発の経験がなくてもスマホアプリの作成&改修が簡単

Platio」を導入した効果

花工房あげたけでは、システム開発経験のない代表取締役自らが 「注文管理アプリ」を3日で作成し、10名の現場従業員と運用を開始。このアプリは、金額や納品日などの注文情報はテキスト入力で登録し、手書きのデザインイメージは写真で登録することで、検索性、スムーズな情報共有、アナログの表現力の維持を実現しました

リアルタイムで注文内容や進捗を確認できることから、電話やFAXによるやり取りを大幅に削減。さらには、紙の注文書ではできなかった注文内容のデータ化による業務効率化で、注文管理にかかる作業工数を90%削減しました。この省力化により空いた時間を活用し、4種のフラワーアレンジメント教室を月1回のペースで定期開催を実現するなど体験型の新規事業拡大にも貢献しています。

花工房あげたけは今後、観葉植物のレンタル管理や人材育成などの業務にも順次Platioを導入し、さらなる現場のDXを推進していく計画です。

写真:店頭でのPlatio使用イメージ
図:Platioによる運用イメージ図
Platioによる運用イメージ図

花工房あげたけによるユーザーコメント 

冠婚葬祭や誕生日、母の日のプレゼントなど、どんな用途であっても「注文」はお客様との大切な「約束」です。Platioを活用することで、紙につきまとう汚れや紛失リスクの削減を達成し、お客様とのつながりをより大事にすることができ、経営者としてほっとしました。実はPlatioの前にも顧客管理のクラウドサービスを導入したのですが、機能が多すぎて現場にフィットせず、導入を諦めた苦い経験があります。その際にアナログで便利だった部分をデジタル化して逆に非効率になっていると感じていました。Platioでは、紙の運用も残しつつ自分たちの業務に合わせてアプリをカスタムできるため、現場にも好評で、現場からアプリの改善意見も出るようになりました。今後も観葉植物のレンタル管理、人材育成にも役立てられる作品集づくりなど、さまざまな用途にPlatioを適用して、現場DXの最適解を探っていきたいです。

株式会社花工房あげたけ 代表取締役 根鈴 啓一 氏

Platioによる「注文管理アプリ」画面イメージ

基本情報登録
顧客名、納品日などを登録
進捗管理
納品、入金などの進捗を管理
注文書を画像登録
手書きイラストの参照も対応

Platioの今後の展開

Platioは独自の業務アプリをわずか3日間で作成し運用開始することができることが高く評価され、幅広い業種の企業・団体で採用されています。さらに現場データと既存システムのデータを連携し、より高い次元で情報を活用する「Platio Connect」や、独自ノウハウを元にアプリを作成し顧客に販売が可能な「Platio One」などPlatioのラインアップも拡充。現場業務のアプリ化による業務効率化や、現場のDXに貢献してまいります。

※:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。

<事例掲載URL:Platio> https://plat.io/ja/case/agetake


「株式会社花工房あげたけ」について( Webサイト https://agetake.co.jp/  )

「あなたの物語を豊かにする」という目的のもと、花や植物をつかって“たのしみ”と“人を想う気持ち”をデザインしている。生花や植物の店舗販売をするほかオンラインショップを通じて全国に販売。フラワーアレンジメント等の体験型事業も展開している。

「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/

アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。また、デジタルコンテンツプラットフォームHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。AI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、(一社)ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。

『Platio』について( Webサイト https://plat.io/

近年の急速な社会情勢の変化と不確実性の中で、企業が新たな競争力を獲得するためには、自己改善の力を発揮して自ら業務を効率化する、自立型の現場組織の醸成が不可欠です。Platio(プラティオ)は、現場の社員が主体的に課題を見つけ、自部門にとって使いやすいモバイルアプリを作成し、業務を改善できるプラットフォームです。それぞれの現場部門の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで素早く簡単に作成することで、IT人材不足やアナログ業務の課題を解決し、組織内の改善モチベーション向上や、自立型の現場組織の醸成を支援します。Platioは100種以上の豊富なテンプレートによりプログラミング未経験の現場担当者でも業務アプリを簡単に作成できます。アプリに入力したデータは管理者へリアルタイムに共有されるほか、検知機能により現場の異常をいち早く管理者へ通知できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され、2018年度には 「グッドデザイン賞」を受賞しています。2022年には、アプリ作成・活用だけでなく、データ連携までをノーコードで実現できるPlatio Connectを発売。これにより、現場データと様々なシステムやサービスをシームレスに連携し、データ活用の支援もしています。


【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL: 03-5718-1297 / E-mail: press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL: 03-5718-1250 /E-mail: platio-pm@asteria.com  

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
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