日本生命保険相互会社が「ASTERIA Warp」を採用
ノーコードでシステムのブラックボックスを解消し、工数削減・省力化を実現
報道発表資料
2024年12月9日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野 洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内ソフトウェア市場で18年間シェアNo.1※を継続している「ASTERIA Warp」(アステリア ワープ、以下Warp)が、保険業界向けのシステムを提供するニッセイ情報テクノロジー株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:上田哲也、以下 ニッセイ情報テクノロジー)を通じて日本生命保険相互会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:清水 博、以下 日本生命)に採用されたことを発表します。
「Warp」導入背景と今後の取り組み
日本生命は1889年に創業した日本を代表する生命保険会社として、充実した個人・企業向けの保険商品を提供しています。リーテイル販売部門では、管轄の業績管理システムを、販売チャネル・商品・制度といったビジネスの高度化・複雑化とともに、長年にわたり機能改修・保守運用を重ねていました。そのため、メインフレーム上で稼働する既存システムのロジック複雑化・ホスト資産肥大化が進行。開発・保守コストの高止まりや属人化によるシステムのブラックボックス化が問題視されてきました。
この問題解決に向けて、日本生命グループのIT基盤構築・整備を担っているニッセイ情報テクノロジーは、業務管理システムの刷新の検討を開始。最初のプロジェクトとして拠点/支社・営業職員のグランプリ表彰を支援する「グランプリ表彰システム」を選定しました。
グランプリ表彰システムは、毎年の規程改正の積み重ねが発生するためシステムが複雑化し、非効率な業務が増加していました。さらに、日本生命の各拠点や支社の一部の営業成績情報をメインフレームのJCLやCOBOLによるバッチ処理で一括処理を実行していたため、システム開発担当者による属人化や、システム経費の高止まりなど、多くの課題も発生していました。
そこで、毎年改定される営業表彰に関わるルールを効率的に反映させる仕組みへの変革を開始。開発未経験者でも一定のトレーニングによって短期間で開発が可能であること、多様なシステムとの連携が可能であることからWarpを採用しました。
これにより、バッチ処理をBRMS(ビジネスルールマネジメントシステム)のInnoRulesへ置き換え、AWS上で稼働するWarpとノーコードで連携。システム処理の見える化を実現したことで、ブラックボックス化を解消しました。さらに、毎年発生する表彰の基準となる規程改正に伴う変更や保守に関わる開発工数の省力化を実現。またWarpを用いて、データ加工・成形を目的とした手作業によるExcel業務も自動化し、作業工数を年間240時間削減しました。
ニッセイ情報テクノロジーは今後、クラウド化・ノーコード化を選択肢の一つとして、さらなる業務・システムの合理化に向けたDX推進に取り組む予定です。
今後のWarpビジネスの展開
Warp CoreをはじめとするASTEIRA Warpシリーズはビジネスを順調に拡大し、現在の導入社数は1万社を突破。企業データ連携市場(EAI/ESB)では18年連続シェアNo.1を継続しています。また、幅広い業界での業務効率の改善に向けたDX推進や、インボイス制度や改正電子帳簿保存法などの法規制への対応に伴う連携ニーズなど、新たな引き合いも拡大しています。
アステリアは今後も、多様なデータソースとの連携機能を様々な業界に拡販するとともにノーコードの特長を生かし、システムの見える化推進やIT人材不足解消など社会課題解決に向けたデータ活用を支援し、業務の効率化・自動化等の推進に貢献してまいります。
※:出典/テクノ・システム・リサーチ社「2024年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」 EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携を司る製品カテゴリーを指す。
<事例掲載 URL > https://www.asteria.com/jp/warp/case/w_nissay-it/
『アステリア株式会社』について( Webサイト https://jp.asteria.com/ )
アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。その他、デジタル収納アプリHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノーコードAI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。
『日本生命保険相互会社』について( Webサイトhttps://www.nissay.co.jp/ )
日本生命グループは生命保険を中心にアセットマネジメント・ヘルスケア・介護・保育等の様々な安心をお客さまへ提供しており、またお預かりした保険料等の運用を通じて、長期安定的な運用収益の確保に取り組んでいます。これらを通じて確保した収益により、健全性を確保し、保険金等のお支払いを通じた保障責任を全うするとともに、契約者配当の安定・充実を図っています。また、さらなる成長へ向けた投資を行うことで、国内保険を中心とした各事業を強化・拡大し、お客様に安心・安全を提供する保険・サービスの充実につなげています。
『ニッセイ情報テクノロジー株式会社』について( Webサイトhttps://www.nissay-it.co.jp/ )
ニッセイ情報テクノロジーは、日本生命のIT戦略を担う企業として創業して以来最適な先進テクノロジーを探求し、日本生命をはじめ「保険・共済」、「年金」、「ヘルスケア」業界の成長を推進しています。豊富な保険業務に関するノウハウと高度な IT技術を有するプロフェッショナル集団として、システム化構想・計画の段階から検討に参加するコンサルティングサービスやお客様のニーズに沿ったシステム開発・サービス運用を通じて、社会インフラを幅広くサポートしています。
『ASTERIA Warp』について( Webサイト https://www.asteria.com/jp/warp/ )
EAI/ESB製品の国内市場において18年連続シェアNo.1製品である「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノーコードで連携できるミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。Warp Coreは、Warpの厳選された機能を初期費用0円、月額30,000円からのサブスクリプション形式で「手軽」にご利用いただけます。様々なシステムやサービスと迅速に連携することで業務自動化やデータ活用を実現します。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297 / E-mail:press@asteria.com
【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部:東出武也
TEL:03-5718-1250 / E-mail:pm@asteria.com
アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
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