「ASTERIA Warp」シリーズの最新バージョン提供開始
ガバクラ移行の自治体で必須となる「行政事務標準文字(MJ+)」への対応を強化
コンピュータ資源を最適化する稼働状況の分析機能がサステナブルなシステム構築を実現
報道発表資料
2024年12月23日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内ソフトウェア市場で18年間連続シェアNo.1※3を継続している「ASTERIA Warp(アステリア ワープ、以下 Warp)」シリーズの最新バーションを12月24日より提供開始することを発表します。
新バージョン提供の背景と概要
企業や自治体システム開発の現場では、旧来のレガシーシステムの保守限界や、IT人材不足を危惧する「2025年の崖」への対応が急務になっています。その課題を解決する手段として、開発工数の大幅な削減や非IT人材でも利用可能なノーコード技術の活用が期待されています。
Warpはノーコードで企業内外のシステムを繋ぐデータ連携ミドルウェアとして、既に1万社を超える企業が導入。データ活用や業務効率化・業務変革に向けたDX推進ツールとしてあらゆる業界で採用が拡大し、2024年度上半期には過去最高売上を記録しました。
最新バージョンでは、ガバメントクラウド※1へ移行し自治体業務標準化の際に必須となる「行政事務標準文字(MJ+)※2」への対応強化として、IVS※4機能の拡張を実施。これにより、公文書や住民基本台帳などに含まれる異体字の正確な連携・加工が可能となり、システム間でのデータ連携や共有時においても正確性が向上します。
また、より効率的な開発チームを構築するための機能を追加。例えば、「フローメトリクス機能」は、連携フロー処理の実行回数や平均実行時間を可視化し、システムの稼働状況や処理プロセスを分析します。この分析機能により、コンピュータ資源(計算リソース)の最適化やサーバー負荷の低減が可能で、システム稼働におけるエネルギー消費の削減などを通じて導入企業におけるサステナビリティの向上にも貢献します。
さらに、内製化の広がりに伴う開発者の役割が多様化していることに対応するため、ユーザー権限のカスタマイズ機能を追加。従来は、「管理者」・「開発者」・「運用者」の3分類に限られていたユーザー区分を、組織の運用体制や情報管理ポリシーに合わせて柔軟かつ多様に設定できるようにしました。
アステリアは今回のバージョンアップを通じて、ノーコードを活用したシステム開発の内製化を推進し、開発生産性のさらなる向上を図り、企業や自治体における「2025年の崖」克服や、DX推進の加速に貢献してまいります。
新バージョンの主な追加機能
コンポーネント追加/拡張 | ・LineWorksSimplePostコンポーネント(LINE WORKSへメッセージ送信) ・TeamsSimplePostコンポーネント(Teamsへメッセージを送信) |
適応範囲の拡大 | ・IVS機能の拡張(「行政事務標準文字(MJ+)」への対応強化) |
運用機能の強化 | ・フローメトリクス機能(フローの平均実行時間、実行回数等を可視化) ・管理権限のカスタマイズ(管理コンソールの画面操作権限をカスタマイズ) |
技術基盤の刷新 | ・Javaの対応バージョンを21へ更新 |
今後のWarpビジネスの展開
Warpは「ノーコード」技術によりプログラミング知識がなくても100種以上のシステムやデータベースなどと連携が可能な特長から、幅広い業界での業務効率改善やDX推進に貢献しています。2023年7月に導入社数が1万社を突破した後も、インボイス制度や改正電子帳簿保存法などの法規制への対応に伴う連携ニーズ等、新たな引き合いが拡大。2024年6月にはサブスクリプション製品の上位ラインアップを拡充するなど、より幅広い利用規模や用途へのニーズに適合し、さらなるビジネス拡大を図っています。
※1:ガバクラ=ガバメントクラウドの略。日本政府が提供する共通のクラウドサービスの利用環境で、行政システムを統一したクラウド上に集約したITプラットフォーム。
※2:人名や地名など特殊な文字を正確に扱うために開発された、日本の行政業務で使用される標準的な文字セット
※3:出典/テクノ・システム・リサーチ社「2023年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」 EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携製品カテゴリーを指す。
※4:Unicodeで表現される文字の細かい違いを選択するための仕組み。異なる文字形を一つのコードポイントに関連付け、正確な表記を可能にする。
「ASTERIA Warp」について(Webサイト https://www.asteria.com/jp/warp/ )
EAI/ESB製品の国内市場において18年連続シェアNo.1製品である「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノーコードで連携できるミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。Warp Coreは、Warpの厳選された機能を初期費用0円、月額30,000円からのサブスクリプション形式で「手軽」にご利用いただけます。様々なシステムやサービスと迅速に連携することで業務自動化やデータ活用を実現します。
「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/ )
アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社(2023年8月1日現在)を超える企業に導入されています。その他、デジタル収納アプリHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノーコードAI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL:03-5718-1297 / E-mail:press@asteria.com
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL:03-5718-1250 /E-mail:pm@asteria.com
アステリア、Asteria、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。