ロボットアプリケーションの開発工数を98%削減
継続的シミュレーション・プラットフォーム「Artefacts(アーテファクツ)」日本語版提供開始
報道発表資料
2025年5月29日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長/CEO:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)とAI専業子会社のアステリアArtificial Recognition Technology合同会社(代表:園田智也、以下 アステリアART)は、ロボットアプリケーション開発・導入のための継続的シミュレーションプラットフォーム「Artefacts」(アーテファクツ)の日本語版※1を本日より提供開始することを発表します。
「Artefacts 日本語版」開発・提供開始の背景
世界のロボット市場は2028年には655.9億ドルまで到達※2すると予想され、飛躍的な成長が期待されています。一方で、ロボットアプリケーション開発現場では、以下のような課題を抱えており、より効率的なテストやシミュレーションを実現するツールが求められています。
<ロボットアプリケーション開発の課題>
・シミュレーションや調整、実機による検証プロセスが必要なため数ヶ月の期間が必要
・宇宙空間や大型建築物などは物理環境の用意が困難
そこでアステリアARTは、2019年から研究開発に取り組んできたAI技術をロボティクス領域に応用した「ロボットアプリケーション用継続的シミュレーションプラットフォーム」としてArtefactsを開発。本日よりアステリアより日本語版の提供を開始します。
Artefactsは、ロボットアプリケーション開発のためのバーチャル稼働環境の構築、シミュレーションやテストセットを一括管理できるプラットフォームです。導入初日からバーチャル環境での稼働テストを開始することで、ロボットそのものを含めた物理環境を準備することなく、バーチャル上のテストが可能となります。これにより、開発工数で98%以上、開発コストは50%以上の削減を実現。開発日数は今までの数ヶ月から最短1日へと短縮可能です。

今後の展開
Artefactsは、今回の提供開始に先立ち2024年末からベータ版を提供しており、国内外の研究機関や企業の生産ライン開発チームなどから多数の引き合いを獲得している状況です。アステリアではArtefactsを国内外に展開し、2030年度には20億円の販売規模に拡大する計画です。
※1:英語版は、2025年4月1日から提供開始済み。
※2:総務省 令和6年版情報通信白書( https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/r06.html )
『アステリア株式会社』について( Webサイト https://jp.asteria.com/ )
アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社を超える企業に導入されています。その他、デジタル収納アプリHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノーコードAI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ、小出朱莉
TEL: 03-5718-1297 / E-mail: press@asteria.com
アステリア、ASTERIA、Handbookはアステリア株式会社の登録商標です。
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