アステリア と Lib Work が3Dプリンター住宅のNFT基盤開発で業務提携3Dプリンター住宅の設計データをNFTで管理する世界初のプロジェクト〜 支払いには日本円建てステーブルコイン「JPYC」も利用可能に 〜

報道発表資料

2025年9月1日
アステリア株式会社
株式会社Lib Work

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)と、株式会社Lib Work(本社:熊本県山鹿市、代表取締役社長:瀬口力、証券コード:1431、以下Lib Work)は、NFT基盤開発で業務提携し、3Dプリンター住宅の設計データ等の改ざん防止を実現する「住宅資産デジタルプラットフォーム」の構築に着手することを発表します。また、Lib Workは、アステリアのASTERIA Warpを採用することで、3Dプリンター住宅をはじめとする同社が施工する住宅の支払いを、日本円建てステーブルコイン「JPYC」でも受け付けることを計画しています。

業務提携の背景

建築業界の人手不足や高騰する建築資材の使用量を抑制できることなどから、世界の3Dプリンター住宅市場は急拡大していて、Lib Workの調べによると2034年には現在の約100倍となる約221兆円規模への成長が見込まれています。一方、3Dプリンター住宅の設計データには、デジタル特有の以下のような課題が顕在化しています。

<3Dプリンター住宅の設計図書や設計データにおける課題(デジタル特有のリスク)>

◯不正複製・改ざんリスクが高く、正規性・真正性を担保する上での高度な管理が求められる
◯補修履歴は売買や投資時の資産評価に直結するにも関わらず適正に蓄積・共有されていない

そこで、Lib Workはこれらの課題に対し、設計図書・施工データ・補修履歴をNFTトークンとして記録・証明・流通させるデジタルプラットフォームの検討を開始。また、「非改ざん証明」を株主総会や自治体文書で実現するブロックチェーン技術を持つアステリアと業務提携を締結し、「住宅資産デジタルプラットフォーム」の構築に着手しました。
アステリアが持つWeb3・NFTに関する技術・ノウハウと、Lib Workの3Dプリンター住宅の開発ノウハウを融合させることで、建築とデジタルの両面から住宅資産の信頼性を担保する世界初のプラットフォームの構築を目指します。
※Lib Work調べ

3Dプリンター住宅の外観写真

「住宅資産デジタルプラットフォーム」について

「住宅資産デジタルプラットフォーム」はブロックチェーン上に3Dプリンター住宅の設計・施工・修繕データをNFTトークンとして記録・証明することで、住宅資産の真正性と信頼性を担保し、その価値を長期的に維持・向上させることを目的としています。
NFTはブロックチェーン技術を活用し、デジタルデータの唯一性や改ざん不可能性を保証する仕組みです。これを住宅に応用することで、以下のような新しい住宅の所有体験と付加価値を提供します。

(1)設計図書の無断複製防止(設計図書データをブロックチェーンに保存し、改ざんを防止)
(2)真正性の証明(NFTによるデジタル証明書発行)
(3)補修履歴の記録(住宅ライフサイクル管理の透明化)
(4)シリアルナンバリングによる資産価値の創出
(5)分断されていた住宅データを一元的に管理・流通させる住宅資産の新しい価値循環を創出
(6)メタバースへの展開(設計・施工データのデジタル空間活用)

また、Lib Workはブロックチェーン基盤とASTERIA Warpを活用することで、日本円建てステーブルコイン「JPYC」による決済を受け付ける計画です。

今後の展望

アステリアとLib Workは「住宅資産デジタルプラットフォーム」の構築を通じて、一般住宅へのNFTトークンの活用を拡大し、住宅資産の新しい価値循環を生み出すことを目指します。
また、Lib Workは、3Dプリンター住宅のフランチャイズ・ライセンス展開を進め、住宅業界における新たなスケールモデルを確立。グループとしても、2040年までに3Dプリンター住宅を累計10,000棟着工することを目標とし、本プロジェクトはその達成に向けた重要な基盤整備となります。
さらに、将来的には米ドル建てステーブルコイン「USDT」や「USDC」での決済による国際取引を可能とし、住宅資産のグローバルな流通・展開を実現する方針です。

アステリアとJPYC㈱は、2021年4月にブロックチェーン技術を基盤としたステーブルコインやNFTの普及推進を図る資本業務提携に合意しています。その後も連携を深め、アステリアは今月「JPYCアダプター」の開発に着手することなどを発表しています。


「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/

アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社を超える企業に導入されています。また、デジタルコンテンツプラットフォームHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノード統合プラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、(一社)ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。

株式会社Lib Work」について( Webサイト https://www.libwork.co.jp/

Lib Work は、「暮らしを変える、世界を変える、未来をつくる」というスローガンのもと、「サステナブル &テクノロジーで住まいにイノベーションを起こす」というミッションの実現に向けて、戸建て事業に留まらず多角的に事業展開しています。 デジタルマーケティング分野では、土地探しの「e 土地 net」をはじめとした一定のカテゴリーに特化した サイトや、YouTube チャンネル「Lib Work ch」の運営などを通し、ニーズに合わせた集客戦略を展開。また全国の工務店向けサブスクリプション型事業として、新築住宅プランの提案システム「マイホームロボ」 の開発をはじめ、「ALC/アダストリア・ライフスタイル・クリエイション」と共同開発した戸建て商品 「niko and … EDIT HOUSE」の IP ライセンス販売などのプラットフォーム事業も行っています。さらに、 サステナブルな取り組みとして3Dプリンター住宅の展開も本格的に始動。持続可能な未来に向けた取り組 みを日々行っています。


【 お問い合わせ先 】

アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ
TEL : 03-5718-1297 / 携帯電話 : 080-7709-5212 / E-mail : press@asteria.com

株式会社Lib Work 経営企画室:難家 嘉之、営業部:田中丸 高寛
TEL : 0968-44-3227 / E-mail : contact@libwork.co.jp

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。