「ASTERIA Warp」シリーズの最新バージョン提供開始
ChatGPT、Gemini、Claude等 生成AIとのデータ連携をノーコードで実現

API連携の強化やPlatio Canvasとつながる新機能が現場データの利活用推進に貢献

報道発表資料

2025年12月18日
アステリア株式会社

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内ソフトウェア市場で19年間シェアNo.1※1を継続している「ASTERIA Warp(アステリア ワープ、以下Warp)」シリーズの最新バーションを本日より提供開始することを発表します。

新バージョン提供の背景と概要

令和7年版情報通信白書によると、日本企業の約半数が生成AIの活用方針を定めるなど※2、AIを業務に取り入れる動きが急速に広がっています。

一方、AI活用によって企業競争力を高めるには、生成AI単体の導入にとどまらず、SaaS・基幹システムなどに蓄積されたデータを迅速かつ柔軟に連携することが不可欠です。しかし、こうした連携にはシステムやサービスごとに異なるAPI仕様への対応や、複雑な設定作業が必要となり、導入・活用の大きな障壁となっていました。

写真:Warpでワークフローを開発する様子
Warpでワークフローを開発する様子

そこで今回のWarp新バージョンでは「生成AIアダプター」の提供を開始し、企業内のデータをChatGPT、Gemini、Claudeなど主要な生成AIサービスとノーコードで連携することを可能にします。また、REST APIの標準的なインターフェース記述仕様である「OpenAPI Specification(旧Swagger)」にも対応。これにより、従来は仕様書を見ながら手作業で設定をしていたリクエストやレスポンス定義などの項目を自動で反映し、連携の設定作業を大幅に簡略化。約4割の工数削減※3や手作業によるミスの低減を実現することで、利用者はより高度なデータ活用設計に注力することが可能になります。

さらに、現場で利用頻度の高いGoogleスプレッドシートとの連携を強化。9月に提供を開始したエンタープライズ向けノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」のアダプターも提供を開始します。

アステリアでは今回の新バージョンの提供開始により、IT技術者だけでなく、現場のビジネスパーソンも先進のデータ活用に取り組みやすい環境を提供し、現場データの有効利用を促進してまいります。

新バージョンの主な追加機能

生成AIアダプター・以下の主要生成AIサービスへの連携に対応(50音順)
 Azure OpenAI Service、Claude、Gemini、ChatGPT、Bedrock
API連携の自動設定・REST APIの標準的な記述仕様「OpenAPI Specification」に対応
・API定義ファイルを読み込むだけで
 ▶API連携に必要な項目を自動でコンポーネントに反映
 ▶適切なHTTPフローを自動生成
Excel / Google Sheetsアダプター・ExcelアダプターにGoogleスプレッドシートとの連携機能を追加
・SQL記述不要で、直感的な操作が可能に
Platio Canvasアダプター・エンタープライズ向けノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」との連携に対応
・モバイルアプリで入力された現場データを基幹システムやAIと連携

(今回のバージョンアップに伴う製品ラインアップや価格の変更はありません)

今後のWarpビジネスの展開

Warpはプログラミング知識がなくても100種以上のツールやシステムとノーコードで連携が可能なことから、幅広い業界での業務効率改善に向けたDX推進に貢献しています。Warpシリーズはビジネスを順調に拡大し、現在の導入社数は1万社を突破。企業データ連携市場(EAI/ESB)では19年連続シェアNo.1を継続しています。幅広い業界での業務効率の改善に向けたDX推進や、法規制への対応に伴う連携ニーズなど、新たな引き合いも拡大しています。

アステリアは今後も、多様なデータソースとの連携機能を様々な業界に拡販するとともにノーコードの特長を生かし、IT人材不足解消など社会課題解決に向けたデータ活用を支援し、業務の効率化・自動化等の推進に貢献してまいります。

※1:出典/テクノ・システム・リサーチ社「2025年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」 EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携を司る製品カテゴリーを指す。
※2:令和7年版情報通信白書(総務省発表資料第I部第1章)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112220.html
※3:アステリアでの検証による


「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/

アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社を超える企業に導入されています。その他、デジタル収納アプリHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノーコードAI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。

「ASTERIA Warp」について( Webサイト https://www.asteria.com/jp/warp/

EAI/ESB製品の国内市場において19年連続シェアNo.1製品である「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノーコードで連携できるミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。Warp Coreは、Warpの厳選された機能を初期費用0円、月額30,000円からのサブスクリプション形式で「手軽」にご利用いただけます。様々なシステムやサービスと迅速に連携することで業務自動化やデータ活用を実現します。


【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL:03-5718-1297 / E-mail:press@asteria.com

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社 マーケティング本部:東出武也
TEL:03-5718-1250  / E-mail:pm@asteria.com 

アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。