丸兼林業(本社:豊田市)が「Platio」を導入
林業業界の課題である“紙・手書き”による報告業務を完全デジタル化
~ 社長自作のアプリで免税軽油申請業務を約8割削減!本日より外部提供も開始 ~
報道発表資料
2026年7月24日
アステリア株式会社
アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野 洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、山林での木材伐採・搬出・出荷(素材生産)を手掛ける丸兼(まるかね)林業有限会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役:酒井陽平、以下 丸兼林業)が、ノーコード※1のモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」を導入したことを発表します。
また、同社の社長自らが作成し、林業DXにも貢献した「免税軽油管理アプリ」を、Platioの標準テンプレートとして提供開始します。これにより、多くのインフラ産業で行われる免税軽油申請の業務を効率化。IT人材不足に悩み、紙での報告業務が課題となっている企業のDX推進にも貢献します。
丸兼林業が「Platio」を導入した背景
中東情勢の緊迫化や円安進行に伴う国内燃料価格の高騰は、地域のインフラや産業を支える企業にとって深刻な課題です。このような厳しい状況のなかで、重機を多用する一次産業や建設業界の燃料費負担を軽減する「軽油引取税の課税免除措置(以下、免税軽油制度※2)」が各都道府県で運用されており、同制度の活用は林業事業者にとって不可欠です。しかしながら、申請に必要な給油実績の記録や報告は、山林などの作業現場で紙に手書きで行われることが多く、大きな業務負担となっています。
次世代に向けた経営基盤の構築に取り組む丸兼林業では、愛知県が推進する「スマート林業定着促進プラン※3」へ参加するなど、DXを活用した業務効率化を推し進めています。その一環として、アナログ運用を強いられていた免税軽油制度の申請書作成業務のDXに着手しました。
従来の業務手順では、山林の現場で重機への給油後、移動車に戻ってからノートへ給油量を手書きで記録していたため、メーター数値の失念や記入漏れが発生しやすく、雨天時には紙の汚損・紛失リスクがありました。さらに、現場から持ち帰った泥だらけのノートをもとに、社長自らが年40~50時間を費やしてExcelへ転記・集計を行っており、それらの事務負担も大きな課題となっていました。
そこで、丸兼林業ではこれら現場特有のアナログな課題を解消し、同社に最適なデジタル化を実現するために、以下の理由からPlatioの導入を決定しました。

(愛知県豊田市苅萱地区の山林にて)
【Platioを導入したポイント】
- プログラミング不要なためIT知識がなくても現場に合ったアプリを短時間で作成、調整も可能
- 電波が届かない山間部でもオフラインで入力できるため林業特有の現場でも運用しやすい仕様
- 報告項目は選択式メニューから記録できるため、世代を問わず直感的な操作で入力時間短縮を実現
Platioの導入効果
Platioの導入により、丸兼林業では社長自らが「免税軽油管理アプリ」「作業日報アプリ」「ヒヤリハット報告アプリ」を3日で作成し運用を開始。主な導入効果は以下の通りです。
<主なPlatioの導入効果>
・免税軽油管理業務の効率化(「免税軽油管理アプリ」による効果)
給油時に現場で入力が完結することで記録漏れを防止。手書き情報のExcel転記作業が無くなったことで、月次集計作業は約3時間から30分以下に短縮し、事務工数を約80%削減。
・現場の社員が「作業日報アプリ」で記録した情報を、リアルタイムで共有
従来は班長のみが入力していた作業日報を、全社員が入力する運用に変更。これにより、生産量や燃費などの実績数値がリアルタイムで共有され、現場の数値意識が向上。
・アプリの仕様はノーコードでいつでも修正できるため、現場の声を即座に反映可能
作成したアプリは現場の要望に合わせて簡単に調整可能。使いやすくアレンジできることで、リーダー層が主体となって、他業務での活用提案も含めた現場主導のDXが定着。
・「ヒヤリハット報告アプリ」で安全管理の強化と徹底
ヒヤリハット情報を写真付きで共有し、作業中の危険箇所をリアルタイムで確認可能。
丸兼林業では今後、Platioのグラフ機能を活用し、蓄積した現場データの分析によるさらなる業務効率化を推進する方針です。将来的には社員が常時参照できる簡易ダッシュボードを作成し、原木の伐採量や軽油給油量、アワーメーター※4、燃費などをリアルタイムかつ簡単に確認できる環境の整備も目指しています。
<事例掲載URL:Platio>
https://plat.io/ja/case/marukanekikori

(リアルタイムでの状況確認が可能)
ユーザーのコメント
現職就任以前から、業界のアナログな慣習に課題を感じ、生産量の拡大と社員満足度向上のため、日々の現場データをタイムリーに把握・共有できる仕組みを求めていました。そこで、アステリアさんやNBCコンサルタンツさんのサポートを受け、思い切ってアプリを作ってみたら、わずか3日で動くものができました。最大の変化は、全員が生産量を意識し始めたことです。現場で「何本伐倒した?」といった会話が飛び交い、若手がベテランに数字を確認する場面や、月次ミーティングで実績データをもとに振り返りや作業改善を話し合う機会が生まれました。アプリを使い始めたことで、「作業ごとの累計が見たい」など、デジタル化しなければ生まれなかったアイデアが社員から自発的に出てきたことも、大きな収穫です。
丸兼林業有限会社 代表取締役 酒井 陽平 氏

Platio「免税軽油管理アプリ」テンプレート提供について
林業をはじめとするインフラ産業に共通する、免税軽油の申請・報告業務におけるアナログな課題を解決するため、本事例の知見を反映したテンプレートを提供します。これにより、Platio上で「免税軽油管理アプリ」をわずか10秒程度で作成できるようになります。同アプリは、作業者が各機械のアワーメーター値と給油量を登録すると、その日の合計給油量をスマートフォンなどから確認できる仕様となっており、使用記録を蓄積することで、月間給油量累計の自動集計が可能です。
他にもノーコードで入力項目の追加や修正ができるため、現場の業務に合わせたスムーズな運用を実現します。このテンプレートの提供により、林業や地域のインフラを支える企業のDX推進に貢献してまいります。


<「免税軽油管理アプリ」テンプレートの概要>
| 提供対象 | Platio利用ユーザー | |
| Webサイト | https://plat.io/ja/features/plates/89722 | |
| 提供の内容 | テンプレートとして追加費用無しで利用可能 | |
| 主な機能 | ・自動入力: 日付・報告者などを自動で入力 ・選択項目の設定(プルダウンメニュー等): 個別選択項目で報告の均一化を実現 ・自動集計: 月別の累計給油量を自動集計 【機能紹介記事】 https://plat.io/ja/posts/temp_for_tax_exempt_diesel_app | ![]() |
※1: ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリなどの開発ができる仕組み。ノーコードで開発できるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の実装などが可能。
※2: 特定用途(農業用・建設機械など)の軽油引取税(本則税率15円/L)を免除する制度。2026年3月31日までは暫定税率分(17.1円/L)も追加徴収されていた。
※3: 愛知県が2024年3月に策定した県内林業経営体の業務合理化を目指す計画。スマート林業の目的を明確にし、林業経営体へのスマート林業ツールの導入・定着 に向けた集中的な取組をプランとしてまとめたもの。
※4: 機械のエンジンやモーターが稼働していた累計時間を示すメーター
「丸兼林業有限会社」について
山林での木材伐採・搬出・出荷(素材生産)、支障木伐採等を行う林業会社

「アステリア株式会社」について( Webサイト https://jp.asteria.com/ )
アステリアは社会や企業を「つなぐ」エキスパートとして「ソフトウェアで世界をつなぐ」をコンセプトに、ヒト、モノ、オモイを「つなぐ」製品やサービスを提供するソフトウェア開発企業です。基幹製品のASTERIA Warpは、様々なシステムやクラウドのデータをノーコードで連携できる製品として、1万社を超える企業に導入されています。その他、デジタル収納アプリHandbook Xは、資料や動画、Webサイトなどあらゆる情報をアプリにまとめて管理できるクラウドサービス。モバイルアプリ作成ツールPlatioは誰でも簡単に自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成・活用できるクラウドサービス。ノーコードAI/IoTプラットフォームGravioはノーコードで様々な場所にある多様なデータを集約、活用し情報の一元管理を可能とするノードコンピューティング基盤。これらの製品提供を通じて、DXや業務の効率化を推進しています。また、(一社)ブロックチェーン推進協会、ノーコード推進協会などの設立に参画するなど、様々なイノベーションを推進し新しいテクノロジーや価値観を普及啓発する活動にも取り組んでいます。
「Platio」について( Webサイト https://plat.io/ )
Platio(プラティオ) は現場に特化した業務用モバイルアプリをノーコードで作成・運用できるクラウドサービスです。100 種以上の豊富なテンプレートやAIを用いたアプリ生成機能を備えており、プログラミング未経験の現場担当者でもわずかな期間で自社の業務に適したアプリを構築できます。これにより、紙やExcelに依存したアナログ業務をスピーディーかつ低コストでアプリ化し、現場主導のDX推進を実現します。さらに、アプリ作成からデータ連携までをノーコードで実現できる「Platio Connect」、作成したアプリを販売可能な「Platio One」、エンタープライズ向けに特化したノーコードアプリ開発プラットフォーム「Platio Canvas」など、製品ラインアップも拡充。現場業務の効率化からデータ活用、そして新たなビジネス機会の創出まで、Platioは多様な業種の企業・団体で採用され、現場のDXに貢献しています。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR部:齋藤ひとみ・平木風香
TEL : 03-5718-1297 / E-mail : press@asteria.com
【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL : 03-5718-1250 /E-mail : platio-pm@asteria.com
アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio、Gravioはアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。
